美味しいお散歩。

すべては必要でうまくいっている。
だから大丈夫。
「命」は「いのち」。

主人の話はしたくありません。

2017年03月19日 01時16分38秒 | 主人のこと、私のこと。

4年前にご主人を亡くされた同僚のパートさんに訊かれました。

パートさん 「私のとこ、最後、なんも話できんかってんけど、
         Rさんとこどうやった?」

私 「んー・・・・。」

パートさん 「最後に何か言い残したりしはった?」

私 「・・・・・。」

パートさん 「まだ若かったのにねえ。かわいそうにねえ。」

私 「・・・・・。」

ひとつも返事ができず、涙ぐむだけでした。


これまで私は辛い思いや苦しい思いをしている人に、

「話したほうがいい」「気持ちを吐き出したほうがいい」「泣いたほうがいい」

なんて言ってました。確かにそうなんですが、そうとも限らないなあと。
それは私みたいな性格の場合ですけど。
「話す」というのは、あくまでも「口に出して」、という意味です。
文字にするのと、口に出すのとは違うんです。ぜんぜん。
口に出すとどうしてもすべて過去形で話さなくてはいけなくなる。
でも書くだけなら言葉を選べる。自分の好きなように。
大嫌いな言葉(書きたくもない)も使わなくていい。

でも、パートさんは私に御主人のことや気持ちを話したかったんだと思うと、
思いやりが足りなくて申し訳なかったなあと思います。
そのときは自分のことでいっぱいいっぱいでした。
電車の中だったということもあり、泣きたくなかったし。。。

話したいときに話したらいいんだと思う。
話したい時が来たら、話すんですよきっと。
心の準備ができたら。
今は、辛くて口にできない。話したくない。
無理に話したら傷口が開いて血が出てしまう。
それを手当てできますか?私にはできません。
ブログではいっぱい書いてるけど、
それは、自分のタイミングで書きたいことだけ書けるから。

仕事している時もいっぱい思い出すけど、
振り払って仕事に集中してます。
そうしないと主人への思いに気持ちを持っていかれてしまいます。
大切な命を預かっている仕事だから。





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