4年前にご主人を亡くされた同僚のパートさんに訊かれました。
パートさん 「私のとこ、最後、なんも話できんかってんけど、
Rさんとこどうやった?」
私 「んー・・・・。」
パートさん 「最後に何か言い残したりしはった?」
私 「・・・・・。」
パートさん 「まだ若かったのにねえ。かわいそうにねえ。」
私 「・・・・・。」
ひとつも返事ができず、涙ぐむだけでした。
これまで私は辛い思いや苦しい思いをしている人に、
「話したほうがいい」「気持ちを吐き出したほうがいい」「泣いたほうがいい」
なんて言ってました。確かにそうなんですが、そうとも限らないなあと。
それは私みたいな性格の場合ですけど。
「話す」というのは、あくまでも「口に出して」、という意味です。
文字にするのと、口に出すのとは違うんです。ぜんぜん。
口に出すとどうしてもすべて過去形で話さなくてはいけなくなる。
でも書くだけなら言葉を選べる。自分の好きなように。
大嫌いな言葉(書きたくもない)も使わなくていい。
でも、パートさんは私に御主人のことや気持ちを話したかったんだと思うと、
思いやりが足りなくて申し訳なかったなあと思います。
そのときは自分のことでいっぱいいっぱいでした。
電車の中だったということもあり、泣きたくなかったし。。。
話したいときに話したらいいんだと思う。
話したい時が来たら、話すんですよきっと。
心の準備ができたら。
今は、辛くて口にできない。話したくない。
無理に話したら傷口が開いて血が出てしまう。
それを手当てできますか?私にはできません。
ブログではいっぱい書いてるけど、
それは、自分のタイミングで書きたいことだけ書けるから。
仕事している時もいっぱい思い出すけど、
振り払って仕事に集中してます。
そうしないと主人への思いに気持ちを持っていかれてしまいます。
大切な命を預かっている仕事だから。
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