橋本屋吉次郎電子日誌

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鹿児島城

2017-08-17 | お城巡り(日本100名城)

南九州城めぐり二日目、指宿のホテルで朝食を済ませ、鹿児島市までやってきました。

鹿児島城は、1601(慶長6)年に島津忠恒(家久)により築城され、以後廃藩置県まで島津氏の居城でした。
地元では、別名の鶴丸城でよばれることが多いようです。

現在は本丸跡は、鹿児島県歴史資料センター黎明館となっています。

鹿児島県歴史資料センター黎明館
所在地: 鹿児島県鹿児島市城山町7番2号
開館時間: 9:00~18:00(入館は17:30まで)
定休日: 月曜日(祝祭日の場合は翌日),25日(土日、祝祭日の場合は開館),12/31~1/2
入館料(常設展示): 一般 300円,高校・大学生 190円,小・中学生 120円

なお、駐車場は無料でしたが、受付でスタンプを押してもらう必要がありました。
夏休み中の土曜日であることに加えて、「大ゴジラ特撮王国」展なんて企画展が行われていたものですから、けっこう混んでいました。

また、日本百名城のスタンプも受付で押すことが出来ます。


黎明館内に展示されている、鹿児島城の模型
見ての通り、石垣や門はあるが、櫓も天守閣もありません。

これは江戸幕府に対する恭順の意味があったとされる。
また、裏山である城山を籠城のための「後詰めの城」としていたとも、薩摩独特の外城制(どじょうせい)があったためともいわれています。

外城制は、領内各地の城砦に半農半士の武士の集団が駐屯・居住し、有事に領主・地頭の命令で戦闘員となる役割を担っていました。
戦国末期からは、複数の城砦に拠っていた形態から、区域内の中心的城砦の山麓の麓(ふもと)集落と呼ばれるミニ城下町へ集住する形態へ移行しました。

出水外城の模型

篤姫像

発掘調査を行っているようでした。

北側の堀

城山へ登ってみました。

登り初めてすぐ、薩摩義士碑がありました。

薩摩義士とは、
愛知県、岐阜県、三重県にまたがる濃尾平野は木曽川、長良川、揖斐川が合流しており、かつてはたびたび水害をおこしていました。
1753(宝暦3)年、薩摩藩は江戸幕府に木曽川の治水工事を命じられ、約1,000名を濃尾平野に派遣しました。
工事は難航。幕府役人の横暴や疫病の発生によって病死する者、ついには自ら命を絶つ者が続出。
完成までの1年3ケ月の間に84名もの方が犠牲となりました。
また、総奉行を努めた家老・平田靫負は責任をとって自刃。
しかし、そのお陰で水害に遭うこともなく、我々尾張西部に住む者にとっては忘れてはならない大恩人なのです。


遊歩道を進みます。
樹木に覆われてほとんど直射日光を浴びなくて良かったのはこの季節幸いでした。


20分ほどで展望台に到着
正面に桜島が見える・・・・・・・・はずだったのですが、あいにく霞んでよくわかりません。


徒歩で登ってきましたが、駐車場が整備され車でも来られたようです。
ちょっとショック!

城山を降りてきました。


照國神社(てるくにじんじゃ)
祭神は照国大明神、すなわち第11代藩主の島津斉彬。


島津久光像

二の丸跡にある


西郷隆盛像


鹿児島市立美術館


鹿児島市の道路元標
「距鹿児島県庁弐丁弐拾九間」と刻まれています。


鹿児島県立図書館

石垣と堀が同時の名残りを残しています。

道路を挟んだ向かいには、趣深い建物が見られます。
このあたりは、第二次大戦の被害を避けることができたそうです。


本丸が見えてきました。

堀の中は蓮でいっぱいです。


本丸正面


現在、大手門にあたる御楼門の復原が検討されています。

かつて、本丸には旧第七高等学校がおかれていました。
その当時の正門

七高生の像



次の目的地の宮崎県飫肥城に向かうため、フェリー乗り場へやってきました。
高速道路で迂回コースを選んでも、時間的には変わらないので、観光を兼ねて桜島を通る一般道コースを選択しました。

フェリーの所要時間は15分ほどです。

桜島が見えてきました。

事前に桜島でのランチを調べておいたのですが、これといったものを探すことはできませんでした。
(現地へ行って気がついたのですが、そもそも飲食店が少ないです。)

そんなこともあり、あまり期待せず、道の駅「桜島」のレストランへ、
季節限定という「カンパチ丼」をいただきましたが、これがあたりでした。

どんぶりに見える緑色の小さな塊はわさびではなく、アボカドで良いアクセントとなっています。

お腹を満たしたところで再び飫肥に向かって、山道を進めたのでした。

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2 コメント

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昔の建築物 (空豆)
2017-08-17 21:34:58
お城も 大戦前の街並みも 当時を見てみたいですね
この暑さをものともしない体力には敬服いたします
暑いのは好きじゃないけど (橋吉)
2017-08-18 05:56:16
>空豆さんこんにちは
鹿児島城の建物は残っていませんが、石垣や堀は自然な感じで美術館や図書館に溶け込んでいるのが良いです。
暑いのは好きじゃないけど、雨よりはずっと良いです。

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