7月20日 | 新婚夫婦のがん闘病記 〜末期がんと向き合う生活〜

新婚夫婦のがん闘病記 〜末期がんと向き合う生活〜

新婚2ヶ月目で妻(のん)が末期がんであることが判明しました。
余命1年と宣告されてから、私たち夫婦ががんと向き合う生活の記録です。

7月20日
記録

のんの容体が更に悪くなり、話しをすることが出来なくなってしまいました。

呼吸も苦しそうであり、酸素マスクなしでは厳しい状況です。

そのような中で、言葉にならない声を必死に絞り出し何かを伝えようとしています。

少しでも楽になるためモルヒネを早送りしようかと、問いかけると頑なに拒否します。

恐らく意識が薄くなることが嫌で、頑張ってるのだと思います。

少しでもこの苦しみから解放されたいと思っているはずなのに。。



私は話しかけました。

楽しかったこと。 

のんが私に与えてくれたもの。

そして、出会ってから今までとても幸せだったこと。

今改めて思います。

どんなに辛いときしんどい時があっても、

家に帰るとのんが迎えてくれて、

それでまた頑張れた。

支えているつもりが、実は自分の方が支えられていたんだな、と。


残された時間、感謝の想いを伝え続けて行きたいと思います。