22.3度

まだ4月の中だというのに...暑い


そんな中、今日は『がんサロン』へ――



股関節に痛みが出てからというもの、
歩くのがすっかり億劫になった


「足がこんなにも重かったのか...」

「靴がこんなにも重かったのか...」


...と、歩くたび思う


サロンまでの“心臓破りの坂”も、
乳がん治療中は
副作用と体力のなさに翻弄されていたが、
今は股関節との戦いである


その坂の途中にこの公園がある


2024/04/17 がんサロン ①


この公園を通るのも、4か月振り

ようやく雪も融け、
中に入れるようになった




2024/04/17 がんサロン ②


公園の入り口の木に
白い花が咲いている

「なんの花だろう...」

植物に疎い私にはまったくわからず...




2024/04/17 がんサロン ④


ここのところの暖かさ(暑さ)で、
さすがに木陰の雪もなくなっている

すっかり春だ



2024/04/17 がんサロン ⑤


なんとなく初夏めいた、
空と緑のコントラスト




2024/04/17 がんサロン ⑥


噴水のブルーシートも外され、
いよいよ稼働の準備だ





2024/04/17 がんサロン ⑦



『がんサロン」は、笑いと涙の場

時に笑顔に包まれ、
時に真剣に病と向き合う

そしてそこには
切っても切れない“死”がある


「どこで死ぬんだろう...」

「誰にも知られず、
 ひとりで死んじゃうんだろうか」

「私は家で死にたいな。
 でも家族が大変だろうな...」

「私は緩和ケアで最期を迎えたい」――


こんなことを気兼ねなく話せるのも、
みんな同じ“がん”という病を
経験しているから

誰に遠慮することもなく、
臆することもなく


結局、がんのことなんて、
経験者にしかわからない

家族や友だちにも話せないことがある

話せないのは、
理解してもらえないから

だから理解してもらおうなんて
思わなくなる



「頑張って」なんて言葉はほしくない

「そんなことばかり考えないで、
 前向きになりな」なんて慰めは要らない


『がんサロン』は、
誰もそんなことは言わない

それは、
言われるのが嫌なのがわかっているから

言われたくない言葉だということを
よく知っているから



ここへ来ると、
「別世界だなぁ...」と感じる

そしてサロンが終わると、
また実世界へ戻ってゆく


みんなの背中を見つめながら、
いつもそんなことを思うのだ――




   ★2つのランキングサイトに登録しています

    1日1回、応援のクリック(タップ)を
      していただけると嬉しいです


   人気ブログランキング   にほんブログ村
       ⇩         ⇩
    にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
   両方押していただけるともっと嬉しいです
      日々の励みになります



 ★しこり発見から治療までの経緯は⇒
こちら

 ★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から