マギーズセンター(イギリス発祥)では、専門職が、体や心、生活全般のサポートをしています。

昨年10月に講演会を聞き、その活動のすばらしさに目を見張りました。

そのマギーズセンターが、昨年10月、日本にも上陸。

 

木のぬくもりのある建物は

がん患者や家族、友人が、集える場として素晴らしく、

スタッフは、看護師等の専門職というところも、参加者の安心感となるものです。

 

オープンから1年たち、多くの方が利用され、今まで誰にも言えなかったこと、泣きたい気持ちを我慢していたこと、こんなにも「がん・がん」って話せる場はないこと、などの声があるようです。

 

マギーズセンターでは、専門職が対応してくださいます。

それは、専門職だからこそできるサポートが、マギーズの一つの特徴だからだと思います。

 

昨日の番組でも、「単なる傾聴ではなく、その人が前を向くことにつながることを着地点としている」というような発言がありました。

 

単なる傾聴ではなく

ピアの傾聴でもなく

専門職だからこその傾聴

ということなのでしょうか・・・

 

番組を観ていて驚いたのは、若い年代のがん患者さんたちが多いということ・・・番組の趣旨もあるのかもしれませんが・・・

 

働きながら治療されている方も多く「いつでも来ることができる」ということの大切さを改めて感じました。

 

また、京都の外科医が見学に来られていました。

ご自身の経験から、医療だけでは救えない部分が患者にあることを痛感され、一生懸命、何ができるかということを考え、取り組まれようとしている姿には、感銘を覚えました。

同時に、マギーズセンターではないけれど、がんカフェやピアサポートなど、いろいろな支援をしている団体や場があります。

そういった場の情報が、医療者にも行き届く必要性も感じました。

 

専門職だからできること・できないこと

患者会だからできること・できないこと

ピアだからできること・できないこと

それぞれあると思います。

それぞれの「できること」をつなぎ合わせて、サポートできる体制ができればいいなと思いました。

 

・・・千葉県では、養成講座をうけたピアによるサポートを開催しています。

 

病院内なので、木漏れ日あふれる・・という場所ではないけれど

日程も、限られているけれど

皆様のお越しをお待ちしています。

 

10月・11月のピアサポーターズサロンは

10月30日(月) 成田赤十字病院

11月1日(水)  千葉県がんセンター

11月14日(火) 日本医科千葉大学北総病院

 

その他、ピアサポーターズサロンについては、こちらをご覧ください。

 

昨年のマギーズセンターキックオフ講演会でも、イギリスのマギーズセンターでも、時には患者同士、ピア同士のおしゃべりが大切であり必要なことでもあるとして、そのような機会も設けているそうです。・・・でも、そういった場でも、専門職が同席するといっていたような気がします・・・(記憶があいまいでスミマセン)