#33. 看護師国家試験対策~過去問に挑戦~ | ちばとーく 

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千葉徳洲会病院 看護部ブログです。

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 先週、私事でお休みをいただき岐阜に行っておりました。


空気がピーンと張っている感じ


冷たいんです。


でも、お水もおいしく飲めるし(生水です)


風も強くなく・・・。


こちらは、風が強いです風


昨日、帰ってきたんですが、もの凄い風でした。


静電気もぱちぱちくん


一気に、花粉も・・・つらくなりました叫び




・・・で、国家試験の過去問の答え合わせです。


今度の日曜日は、試験本番ビックリマーク


確認の意味で見てくださればうれしいです。



~答え合わせ~


問題1.



  妊娠中の食事について適切なのはどれか。



   1. 鉄の付加量は授乳期よりも少ない。

   2. 塩分摂取量は10g/日を目標とする。

   3. 葉酸は妊娠初期の摂取が重要である。

   4. エネルギーは妊娠中期の付加量が最も多い。

   5. カルシウムは20歳代女性の平均摂取量の約3倍の

      摂取が望ましい。





正答:3





解説:1. × 妊婦の鉄の付加量は、妊娠初期では2.0g~2.5g、

      中期から末期では12.5g~15g、授乳期の付加量は2.0g

      ~2.5gである。したがって、妊娠中期から末期であれば、

      授乳期よりも多い。

    2. × 演分摂取量は、7.5g~8.0g未満/日が目安である。

    3. ○ 神経管閉塞障害の予防のため、妊娠初期には葉

      酸を1日400μg摂取することは重要である。

    4. × エネルギーの付加量は、妊娠末期が+450kcalと

      最も多い。

    5、 × 妊娠中であってもカルシウムの付加量はない。






問題2.



  妊娠の成立について正しいのはどれか。2つ選べ。



   1. プロラクチンの急増によって排卵が促される。

   2. 排卵後、卵子が受精能を有するのは通常24時間である。

   3. 射精後、精子が受精能を有するのは通常80時間である。

   4. 着床は受精後7日前後である。

   5. 受精後、プロゲステロンの分泌がなくなる。





正答:2,4





解説:1. × 黄体ホルモン(LH)の急増によって排卵は促される。

    2.4. ○

    3. × 精子の生存期間は72時間である。

    5. × 受精後も卵巣内の黄体からプロゲステロンの働きに

       よる高温期がしばらく続くことになる。胎盤が完成するに

       つれ、黄体に代わって胎盤からプロゲステロンが分泌さ

       れるようになる。






問題3.



  胎児と胎児付属物について正しいのはどれか。2つ選べ。



   1. 妊娠4週では、Doppler(ドプラ)法で胎児心音が聴取でき

      る。

   2. 妊娠12週では、胎盤が完成している。

   3. 妊娠24週では、胎児の呼吸様運動がみられる。

   4. 妊娠26週では、胎児の胎位は固定している。

   5. 妊娠36週では、肺胞内に十分な肺表面活性物質が分泌さ

      れている。





正答:3,5





解説:1. × 胎児心音は、超音波Doppler(ドプラ)法で、早ければ

      妊娠8週~11週頃、妊娠12週では100%聴取できる。

    2. × 胎盤は、妊娠16週までに完成する。

    3. ○ 胎児の呼吸様運動は、妊娠16週頃からみられる。胎

      児の呼吸様運動は、バイオフィジカルプロファイルスコア

      (BPS:胎児の健康状態の観察に用いるスコア)にある項目

      である。

    4. × 胎児の胎位は変化しやすい。妊娠30週以降に骨盤位

      の胎児が自然に頭位になることも多い。

    5. ○ 妊娠34週頃になると、肺サーファクタント(肺表面活性

      物質)が分泌される。







       赤ちゃん 2     赤ちゃん 2     赤ちゃん 2     赤ちゃん 2     赤ちゃん 2 






~過去問に挑戦~



問題4.


  次の文を読み[問1]~[問3]の問いに答えよ。

  Aさん(28歳、初産婦)は、妊娠30週である。今朝から性器出血が

 少量認められたため外来を受診した。受診時、子宮収縮は1時間に

 4、5回認められ、Aさんは時々、軽い痛みを訴えた。今までの妊娠

 経過では、異常は認められていない。身長160cm、体重60kg(非妊

 時54kg)である。



[問1] 診察の結果、切迫流産と診断された。その他の異常は指摘

    されていない。注意すべき検査項目はどれか。


    1. CRP

    2. 尿蛋白

    3. AST(GOT)

    4. ヘモグロビン

    5. プロトロンビン時間



[問2] Aさんは入院し、子宮収縮抑制薬の点滴静脈内注射が開始

    された。入院翌日の朝、1時間に2、3回の不規則な子宮収縮

    はあるが痛みはない。性器出血はない。子宮口は閉鎖してい

    る。体温37.1℃。脈拍88/分、整。血圧130/76㎜Hg。

     この時点の看護計画として最も適切なのはどれか。


    1. 食事は流動食とする。

    2. 清潔ケアは清拭とする。

    3. 排尿は毎回導尿とする。

    4. 血圧を継続モニタリングする。



[問3] Aさんは、妊娠32週に破水した。羊水混濁はない。胎児は頭

    位である。破水直後の対応として最も適切なのはどれか。



    1. 外陰部洗浄を行う。

    2. セミファーラー位とする。

    3. 胎児心拍モニターを装着する。

    4. 帝王切開の術前準備を開始する。







今日は、暖かいようですが、


明日からはまた、寒くなるとのこと。


くれぐれも体調を崩さないで下さいねニコニコ







 














微笑ましかったので
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                     担当は、渡部でしたo(^-^)o