萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

文月雑談、症例

2018-07-24 00:05:00 | 雑談
時差ボケみたいな文章ですけど、
っていうマエフリの理由は文末で、笑

体調不良で外出はご法度ムリ無理、
ってワケで日曜晴天だけど一日インドア、のんびり半分寝ている感じで、
って言っても寝るのも厭きてくるわけで、そんなこんなでヒサシブリちょっと勉強オサライ時間、

そーだヒサシブリ精神疾患のこと復習しようかなあ、
犯罪心理とか鬱になりそーだけど予備軍的なのならいいかなー

なんて考えたのはたぶん・このあいだ従弟と某カルト犯罪者の心理について話していたから。笑
なんだってアンナトコ入っちゃったんだろ頭いい人もいるのにーみたいなこと従弟が言って、
あれは砕かれたプライドが歪んだ補完されちゃった卑屈×選民思想だろなーとか返事して、

ってやりとりがあったもんだから・アラタメテ精神医学ちょっと開きたくなり。
そんな感じにナニゲナク眺めていたら、

クラレンボー症候群

あーコレの症例リアルにいたなあ、笑
って納得してなんだか可笑しかった。

妄想性障害のひとつなんだけど「両想いだと勝手に思いこむ」
よーするに一人相撲しまくる自己中心的な自慰的恋愛ごっこ。

根拠なんて何もない・だけど相手は自分と相思相愛だと勝手に思いこむ。
何の意味も無い仕草も言葉も・ぜんぶ自分への好意だと思いこむ、
相手が本気で拒絶しても・好意の裏返しだと思いこむ、

なにがメンドウって・拒絶されるほど執着心を増幅させちゃうってこと。

拒絶すること自体が間違いよだってほんとは愛しているんでしょ・みたいな身勝手解釈しちゃうわけ。
ほんとは愛してるって解ってるのよ思いこんでいるから・ますます執着しまくってつきまとうワケ。

だから相手がどんだけ拒絶しても・ムリヤリ肉体関係を迫るし、
泣き落としたりナンダリ死にものぐるいで言いつのる、で、もし一回でもヤろうもんなら「ほらやっぱり愛し合ってる本命は自分」って思いこむ。
もし行為失敗しても同じこと・なんだりかんだり理由くっつけて自己都合よく解釈して「やっぱり運命の人なのよ」って思いこむ。
よーするにストーカー犯罪の心理って感じ。

○自分の行動に罪悪感はない←恋愛ならなんでも許されるっていう自己正当化。
○自身より地位・能力などが上と思われる相手を選ぶ。
○その相手と恋愛関係をもつことで自己充足感に満たされる。
○ロマンティックな精神的一体感を求める=妄想相手に自己陶酔する。
○妄想は何年にも及ぶ、別の対象を見つけるまで止まらない。

っていう特徴が罹患者にはある。

女子高生が教師や医者や警察官に憧れて押しかけ女房する、ってマンガとかは助長の要因だろなー思う。
現実、医者や教師が未成年者との恋愛ないし肉体関係で免許剥奪になった・なんて事例よくある話で、
実際、自分がリアルに対した未成年女は歯科医を妄想相手に選んでいた。

で、発症原因は何かっていうと、

“欲求不満”

なんの欲求不満なのか?っていうと、自己肯定ちゃんと出来ない故の欲求不満。
こーなりたい「理想」の自分が「妄想」の自分に歪んで→「理想の相手」を妄想相手に選ぶ。

これだけステキな相手と相思相愛のワタシ=理想通りなステキな私。

って妄想を現実化するためにイワユル「ご都合主義マネキン」が必要、そのマネキンに現実の男ないし女を選ぶ。
その相手は「ご都合主義マネキン」だから・なんでも自己都合通りそのまま言う・動く・に「決まってる」ワケで、

ワタシがこう想うんだから、相手もそう想うに「決まっている」んだから。

って考えるわけ。
ホントは決まってなんかいない・だって人間千差万別だから。
だけど決めつけるコトで理想がそこにいるんだと自己錯覚させて、妄想して、妄想に現実を押し込める。

だからプレゼントも自分の嗜好で選ぶ、だって「相手もそう想うに決まっている」からトーゼン相手の嗜好には無関心。
だから押しかけも泣き落としもやらかす、だって「相手もそう想うにきまっている」からトーゼン相手の意思感情には無関心。

ようするになんでも「ご都合主義」自身の妄想が絶対真実で現実だと決めこんでいる、
だからクレランボー症候群の罹患者は、妄想と現実の違いを説明してもトーゼン理解なんかできません。

「ワタシと彼の仲を裂こうとしている、ロミオとジュリエットじゃないの」

とますます妄想に酔っちゃう、で、指摘してくれる相手を敵視する。
敵がいる分また恋愛障壁と勘違いしちゃう、で、妄想ますますどっぷり一人相撲。
だからカウンセリングみたいな心理的治療は難しい、なぜって脳の機能障害が根底にあるから。
どーなっているかっていうと脳の機能・精神伝達に異常が起きている場合が多く、その病んでるトコに投薬治療しないと治りません。
脳腫瘍や精神分裂症などが原因の場合もあります。

そんなわけで、
臨床心理士などカウンセラーでは治療も困難・心療クリニックは精神科の専門医じゃないくせ開業しているトコもあるので要注意、
専門的な精神医学のアプローチ・生理学×病理学からの治療がなされなかった為に、悪化させてしまった事例も少なくないです。

っていう「ご都合主義」妄想恋愛がクラレンボー症候群で、
対応失敗すると・一人相撲しまくるツキマトイ行為は悪化してストーカー化、
最終的には相手を殺害することで自己所有欲を満たす、なんて刑事事件も現実もう起きています。

自分がリアル対した未成年女も、とーぜん上記まるっと全部あてはまる。
頭痛が持病とか言ってたあたり器質性の原因が考えられるし、何年もツキマトイ続けていた偏執もあり。
当時も「こいつ妄想性障害だなー」思ったけど、クラレンボー症候群って言葉は出てこなかったあたり勉強未熟だったなと、笑
願わくば・精神科の専門医ちゃんと掛かって、等身大マトモに幸せになってくれてりゃいいなーと。

で、書いててアラタメテ思うんだけど、
被害者になっちゃった医者・教師はさ、コレ病的状態だって見抜けよなーと。
医者は精神医学もちろんやるし、教師も教員免許取得するには教育心理学など学ぶし、そこらへんプロじゃないのかよと。笑

っていうか・精神ないし心というモンは、脳や体内物質のバランスが健康に動けていないとアウトだってコト。
心の問題は話し合いや説得で何とかなるって思いがちだけど、脳や精神伝達=体の機能が壊れているコトが原因なのが精神異常につながる。

たとえば、
○就寝時間のリズムを変える=脳の休ませ方の変更
○食生活バランス=体内物質の変化
ってカンジに生活習慣を変えるコト=体に変化を起こすことで・脳にも精神伝達にも変化を起こさせるワケで、
よーするに生活習慣をコントロールさせると、脳や精神伝達の変化でポジティブ思考にもネガティブ思考にもコントロールできちゃうって話。

あとついでに私見だけど・原因について。
原因は「欲求不満」ってなってるけど、もし性格特徴を加えるなら「虚栄心」だろなと。
自分の現状に欲求不満、欲求不満は虚栄心が強いタイプに多いから、

自己顕示欲「虚栄心」の欲求不満

自己顕示欲を満たすには理想条件の相手に認められたらOK

理想条件=自分より地位能力容姿が上の相手

理想条件な相手に愛される自分=理想通りな自分

っていうカンジ。
まーどっちにしても自己充足を他力本願する怠けた精神状態だなあ、と。
そうなっちゃうには脳の症状どーなっているのか、は深夜2時だし・また勉強続編に。笑

…っていうツレヅレだらだら文を昨夜は書いて、
そのまま寝落ちしちゃって今朝はそーとー寝坊して・午後また昼寝して・今ココで、
だから写真も深夜なカンジで貼っておきます、笑


ホントの恋愛感情は・相手の思考×嗜好を尊重したい気持が必然不可避、笑
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