1:時代の違い
「戦後」という言葉で
ひとくくりにされる現代日本ですが、
出生率という1つの観点から見ても
60年間で大きく変化しています。
①第1次ベビーブーム世代
人も物資も不足していた時代、
がむしゃらでもいい、
とにかく「頑張る」ことで
成功できた時代です。
車に例えると、
馬力のあるエンジンを
持っている人たちです。
②団塊中心の世代
人口は増大してきましたが、
まだまだ物資は不足していました。
そのため「手に職」をつけることで、
ものづくりを中心に成功できた時代です。
車に例えると、
方向性を決める
よいハンドルがあれば成功できた、
方向性重視の時代です。
③偏差値教育世代
人口は飛躍的に増加し、
モノもあふれかえる時代になりました。
つまり、ライバルが多いために偏差値教育や、
競争による順位の獲得が当たり前の
時代になりました。
競争に勝ち残るためには、
「自分で何でも行なう」ことが美徳とされ、
車に例えると、
自走式(オートドライブ)を
作り上げてきた時代です。
④バブル後の世代
人口が減少し始め、
モノが市場にあふれ始めました。
将来の労働力を担う子供が
過剰に大切にされ始め、
社会全体が「過保護」になっていきました。
人口増加時代に専門化してきた役割分担が、
総合化を求める時代になっていきます。
近年、リーダーシップを求める声が
聞かれるのもそのためでしょう。
それぞれの時代で
成功するための条件は異なっていました。
祖父・祖母世代、親世代の成功パターンを
繰り返すだけでは成功できません。
これからの時代は新しい成功パターンを
見つけなくてはなりません。
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