Finding Mr.DESTINY ~あなたの初恋探します~
2017.8.4~13 @DDD青山クロスシアター
【上演台本・作詞・演出】菅野こうめい
【振付】広崎うらん
【音楽監督】かみむら周平
【振付】広崎うらん
【音楽監督】かみむら周平
【キャスト】
【ムン・ミニョク/キム・ジョンウク】高田翔
【アン・リタ】玉置成美
【マルチマン(24役)】坂元健児
【Musicians】
Key:かみむら周平
Ba:クリスシルバースタイン / ブレント・ナッシー
Gt:窪田晴男 / 伊平友樹
Dr:工藤恭彦
【ストーリー】
何をやってもダメダメなさえない男性。
会社をクビになり始めたこと…。
それは初恋の人を探してあげる会社!
一方仕事も失って、父からは早く結婚しろ!と言われるヒロイン。
どうやら彼女は初恋の人が忘れられないらしい。
だったらと、父に連れられ『初恋探し株式会社』を訪れて…。
どこか頼りない彼と2人で、初恋の人“キム・ジョンウク”を探すたびに出る。
果たして彼女の運命の人は見つかるのか?!
会社をクビになり始めたこと…。
それは初恋の人を探してあげる会社!
一方仕事も失って、父からは早く結婚しろ!と言われるヒロイン。
どうやら彼女は初恋の人が忘れられないらしい。
だったらと、父に連れられ『初恋探し株式会社』を訪れて…。
どこか頼りない彼と2人で、初恋の人“キム・ジョンウク”
果たして彼女の運命の人は見つかるのか?!
以下、【ネタバレ】あります。
未見の方はご注意ください。
こちらの作品、もともとは韓国ミュージカルで、
日本初演は村井良大・彩吹真央・駒田一の3人だったとのこと。
今回は再演というか、リメイク?
公演名も変わっての上演とのことでした。
高田翔くん、初めて拝見しましたが、
ジャニーズさんなのですね。
ジョンウクとミニョクの2役。
ジョンウクでは若干ナルシー気味なイケメンを。
ミニョクでは、頼りなげながらもリタに恋する不器用ながらもやさしい男性を演じていました。
声の高さも使いわけていましたね。
リタも含めてなのですが、ちょっと声質がキンキンした感じ。
生演奏のボリュームの大きさもあって、
初見のときにちょっと体調が悪くなってしまったのはここだけの話…
でも、やっぱり生演奏は素敵!
テンション上がります♪
かみむらさんも楽しそうだし芝居にもちょっと絡むしで楽しいです。
私も旅が好きなので、この2人のストーリはとても気になったのですが、
キム・ジョンウク、かわいそうだなあ…と。
だって日記もお金も保険証まで預けていて連絡も無視されるなんて…
ミニョクが「逃げてばかり」とリタを叱咤するのもよくわかります。
でも、そんな恋に恋する乙女なリタちゃんを可愛いと思えたのは、
玉置さんのキュートな役つくりがあったからだと思います。
2人共とても可愛かったです。
この作品の経験を大切にして、今後さらなる成長を期待しています!!
旅先での恋は現実に戻ったら幻滅する可能性の方が高い気もするから、
リタちゃんの選択は間違ってもいないと思いますがね。
で、この作品。
マルチマンなくして語れませんね。
坂元さん、出ずっぱり。
「離して。すぐ出番なのよっ!!」と笑いを取っていましたが、
どれもこれもクオリティの高い仕上がりで(笑)
思い出した順に羅列してみる。
ミニョクの上司(トイレからの登場)・リタの上司(7:3分け)・ミニョクの彼女(ピンクバスローブ)
リタの父親(軍人)・ジェシカちゃん(〇KB衣装)・タクシー運転手(黄色)
占い師(めちゃ派手)・リタのお見合い相手(半分ヨン様)・ミニョクの彼女の管理人(半分おばあちゃん)
CA(おかっぱペラペラペラ~)・インド人(ナマステー)・ライオンキング(心配ないさー)
ぴっちりボンテージ風衣装さん?・さわやかイケメン(織田裕二まがいな詐欺師)
キックボードに乗るおばあちゃん・鳩使い(赤いワンピースでぽろっぽー)
空港職員(ジェラシーからのポッ)・BARの店員(掃除からのシャンプーハット)
駅員さん(お弁当にお茶~)・車掌さん(日替わりでかみむらさんに絡む)
あとは声で出演のミニョクのお母さんと格好いいダンサー的なお姿…
リタの父親の若い頃っていうのもカウントされるのかな。
足りてる?足りない?
とにかく笑いました。
最高でした。
かみむらさんに絡むところは日替りでした。
とある日は、トマトジュース。
はたまたバナナ2本。
そして…絶対音感(笑)
坂元健児ファン的には、「ありがとうございますっ」って感じでした。
客席降りで、お客さんに絡んでくる場面もあり。
1ヶ月酒断ちしてダイエットをしたとのことでしたが、
本当にシュッと爽やかなフェイスラインでした。
個人的に、結婚結婚とうるさい親や、
忘れられない人のくだりやら、旅での出会いやら、
なんだか耳にいたいストーリーでもあったのですが、
3回目を観たとき。
(そうなんですよ、実は3回観ました)
スッと腑に落ちたんです。
ここのところずーーーっと悶々としていて、
観劇でも拭えない心の重さを抱えていたのですが、
私もリタと同じで逃げているんじゃないかって。
思いっきり笑って、ハッピーエンド(?)を見守って、
久しぶりに心が軽くなった帰り道だったのでした。
特にウキウキしたのは、タクシーの場面。
あそこの3人の感じがすごく楽しくて、本当に車に乗っているかのようですごいなーと思いました!
ちなみに、会場内がちょっと寒いので防寒対策したほうがいいかもです。
あと数日で東京公演は終わってしまいますが、
気になっている方はぜひ観ることをお勧めします☆