ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

海に至り山に至るも庭の道か

2017-03-04 05:27:54 | 庭の仕事誌
 昨日は、ひねもす常陸太田市町屋の里にて。



昼休みに、iPadで里川さんの清流を撮りましたが。
流れの中に、配石の妙あり。



どかっと据えられた大石さんに、小さな水鏡さんが見えたり。



このあたりはまさに、拙ブログのお気に入りエリアの一つではございますが。
天然庭師さんの、日頃のお仕事のお手並みに。
あらためて、しばらく見とれておりましたが。



向こうの絶壁にも、要注目でした。
急峻な支流が、流入しておりますので。



こんな感じで、いわゆる山石さんが、やがては川石さんになるという、まさに寸前の場面。
但し、その次のシーンは何年あるいはウン十年後の可能性が大というのも、自然さんの雄大さでございますが。
そんな庭的な興味も増す、さすがに日本有数の、ジオポイントさんの片隅。



さて、一方の此岸では、こんなふうに。
石組もさりげなく、その奥の天然植栽も、良い感じですが。



借景が有り難く、程よく効いているようです。
もっとも、今立っているこの場も、実はお庭の借景の一部で。



お花畑の背景に、この風景があり。
さらにそこにも、借景があり。
その奥にもたまた風景があり、さらに奥もまた、すべてがお庭のような日本国。



ふと足元に話を戻せば、なんと身近な自然さんにも、小さなお花畑が。
何が言いたいのかといえば、庭師だけが庭をつくるのではない、という当り前のお話。
これからは、そんな当たり前が有り難いという展開にも、大いにご奉仕せねば、と。



午後には早速、そんなお電話も頂きましたが、いずれにしても日々の精進。
海に導く里川さんがなぜか、天然庭師さんの園路の名作と見まごう午後。
開業二十一年目の、早春の出来事でございます。
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