ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

特別編で常陸大宮の御城探訪

2017-03-05 06:20:21 | わが里の飯田城址ほか中世城館の記
 登り切ったところで、お目にかかりました。



その坂は、お馬さんも転ぶほどに急でしたが。
その上は、こんな感じで平らになり、目的地に導かれました。
そして。



まもなく到着いたしました。
昨日は少々お時間を頂き、城址関連で、常陸大宮市北部におり。
飯田城址関連もあり、お城スタイルの資料館で、しばしの研修活動。



さすがに、眺めは最高で。
眼下に久慈川さんと街並みが広がり、はるばると遠くの山並みも。
すぐ下にトンネル前の交差点があり、袋田への途上、ここから見上げる方も多いでしょう。



古地図では、こんな感じですね。
天然の要害であることは、素人のブログ主でも、しかと読み取ることができますが。
支流の合流点にあるというあたりは、こちらの大井神社さんの立地にも似て。



手前の突端の地盤と合わせてみると、なるほど、河岸の大地が刻まれた感が迫ります。
すべては、岩をもうがつ天水さんが、長い年月をかけて築造した堀切なのでしょう。
ささやかながら壮大な働きは、同じく中世城館の遺構、飯田城址下の小さな瀬音に通じます。



さて、西へと続く高台ですが。
大地を横断して、横堀が一本二本と、地図通りです。



ズームすると、手に取るようにわかりますが。
一本目の向こうは畑で、さらに二本目の向こうは、住宅地になっているようです。
ものはついでですので、二本目にご挨拶に伺いました。



こちら、堀切の南から伺いました。
ごめんください。
笠間の飯田城址の者ですが。



あいにく、武者さんらはご不在で、来た道を振り返りましたが。
左に農地のために改変されたらしい、土手の道が見えており。
さらについでに、御留守で恐縮でしたが、登ってみました。



ううむ、またしても。
お百姓さんに扮装された誰かさんにお会いできるかも、と思いましたが。
そこにはただ、東風さんが吹いているだけでした。



もっとも、こんな時でも東風さんに会えるという。
そんな当たり前のことが、有り難い日本国なのです。



感謝の心で見つめておりましたところへ。
ようやく誰かがお出ましになり。



あるじ無きとて春を忘れるな、と。
常陸大宮の地元の皆様による、有り難い保存活動のお陰様で。
飯田城址にも、ますます光が当たる予感です。
【参考文献】
茨城の城全般について、常陽藝文(財団法人常陽芸文センター)・特集茨城の城・特集茨城の城Ⅱを、久しぶりに読み返しております→図書館の蔵書にあり、ビジュアルですので、是非!
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