ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

古い石で新しい道づくりの記

2017-02-25 07:10:31 | 石の仕事誌
 石畳の記録です。



ある歴史の有る街。
その街のシンボルの土蔵の裏に、御影石系の古材がありました。
かつての建築に使用されたものが、保存されておりました。



ある時にご要望を頂き、敷石として再生させて頂きました。
元の形をそのまま生かして、車椅子さんも渡れるように。



既存の古木の根を避けながら。
排水を妨げぬよう、モルタル不使用で。



節目には、石のこしかけなどもしつらえつつ。
回遊式のお庭になりました。



庭木はほとんどそのままでしたが。
横や裏側からも眺めるお庭になりますと、やはり。



昔からのお庭も、随分と印象は変わるようです。



こんなふうに、フクロウさんも、目を丸くするほどに。
すべては、古材さんとの御縁のお陰様でございます。



ということで、お天道様に感謝いたしましたが。
こちらの水鏡さんも、古材をノミで彫って、その時にしつらえました。
これまた古材の石樋さんにて、おりおり給水する形ですが。



このアングルは、拙ブログでも、一度掲載した記憶がございます。
昨日は、20年記録の必要もあり、あらためて撮影をさせて頂くことにしました。
が、一眼レフにカードを入れ忘れていたことに気づき、急きょiPadで撮りました。



振り返ればその前年に、古材で御玄関前を改修させて頂いたのが、始まりでした。
春になると山野草さんが伸び、石とのコラボで、柔らかな風の庭になるという構想で。
お陰様でその後の敷石も完成し、お施主さんには石を刻んでの記録も、お納め頂きました。



が、工事担当者名につきましては、さすがに畏れ多く、刻印返上とさせて頂き、空白のままで設置。
本当に、時の経つのは早いものですが、この余白こそは明日の初心につながるようで。
身に余る光栄に、あらためて感謝いたしました。
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