ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

オカレンジャーさんご案内です

2018-04-14 07:18:08 | わが里の飯田城址ほか中世城館の記
 チゴユリさんの時節。



山笑う飯田城址でございますが。
野の花さんを愛でつつ、古道を分け入りました。



こんな感じで、オカレンジャーさんが。
西峰最初の堀切を踏査。



そこは、菅井信市議さんの後方の盛り上がり部分ですが。
藪の中に、二重の土塁有り。
峰を完全に遮断しておりますので、やはり堀切であることは確実とのお墨付き。



さらに、その内側の城内に至る部分に、平坦なスペース有り。
門の番人の詰め所があったような空気を、オカレンジャーさんは察した模様。
これは初耳でしたが、どんどん進みましょう。



と言いつつ、ちょっと脇道の石塚も拝見。
これは江戸期のもののようですが、城址西側には塚が多いという、周辺環境もご理解頂きつつ。
主郭に向かう尾根三本の合流地点、堀切らしき構造をご覧頂きました。



続茨城の城の図面でも、主郭寄りの隣の小規模堀切までとなっておりますので。
この付近もまた、ヤブレンジャーさん初調査のエリアですが。
ご覧頂きましたところ、やはり。



屈曲繰り返しながら尾根を完全に横断、防御のための技巧も随所に有るという堀切ですね。
発掘調査の価値は大いにありそうで、菅井市議さんも、しかと注視されておりました。



 さて、どんどん進まねばなりますまい。
オカレンジャーさんの見上げる左後方には物見櫓有りというポジションですが。
この人造平地は広大ながら、城郭としては土橋的な施設とのこと。



振り返りますと、こんな感じの切岸が横たわり。
先ほどの峰の合流部分との間に、長大な落差を構成しつつ。



主郭を防ぐ三段の土塁に遮りつつ、南へと誘導されますが。
いわゆる井戸沢の低地に至る斜面にも、幾重もの土塁が見下ろせます。
この先から、いつもは虎口へと向かうところですが、今回は、さらに南へ。



杉林を抜けたところの雑木林を進みます。
ここは、昭和三十年代頃も、雑木林だった記憶がございますが。
茶ノ木さんも随所にあり。



比較的新しい時代のものと思われますが、残った根っこから命をつないでおりましか。
有難い新緑を、早速食したブログ主ですが。
往時の城内では、薬草の栽培も行われることもしばしばであったとのお話。



話を戻すと、この平坦地。
位置取りと広さからして、地域の領民を戦時に収容するスペースと見ることもできそうとか。
オカレンジャーさんの現場センスに感服しつつ、いよいよ主郭付近へと進みました(続く)。
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