百年を経て今に蘇る田中正造の伝言②『少しだも人のいのちに害ありて 少しくらいハよいというなよ』 | 日々のアレコレ

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読んでも何の特にもならない個人的な心の内であります!




「少しだも人のいのちに害ありて 
少しくらいハよいというなよ」




[解説]
鉱毒に汚染された米や麦を知らずに食べている様を毒食(どくじき)というが、少しくらいだから食べても良いという理由にはならない。少しくらいが溜まり溜まって大きな害になる。今でいう放射能の溜まり方に似ている。




原発事故が起きて、大量の放射性物質が海へ山へ家畜へ…やがてそれらは我々の人体にも侵入してしまった。


民主党政権下で『ただちに人体に影響は無い』と意味深な言葉が政府見解として公表された。


所詮は人間の手には負えない放射性物質


被曝に対する耐性なんて無い人間って生き物に長期間に渡って低線量の放射性物質が浴びせられてしまった。


大半の国民は瞬間的に大量の放射線を浴びたわけでは無いだけに、即座に症状が出るわけでは無い。

『今すぐに死ぬ事は無いけど、あなたの近い将来の健康までは保証できませんよ』


という意味だ。



そしてだ!


『フードアクション』とかいうキャンペーンが始まった。


食べて応援キャンペーンだ!!



『食べて被災地(の復興を)応援しよう』



とかトンデモないことを言いだし、強制的に市場に流通させ、国民に食べさせまくった。



『安全!』『安全!!』のオンパレード!!


『危険だ』なんて言う奴は冷たいだとか、福島の農家が可哀想だとか…。


元々日本には放射性物質が含まれた食品で食べても良い基準値なんて存在しなかった。


何故なら、そんなモノは食べてはいけないモノだからだ。


もはや食品とはいえない。


今までの扱いならば、それは『放射性廃棄物』とよんでいたものだからだ。



暫定基準値の500㏃なんてトンデモない論外な数値だ!ましてや新基準値(飲料水)10㏃だって安全なんて言葉は気安く使えない数値だし、そもそも安全である確たる根拠もない。



放射性物質は汚染食品を食べれば食べるほど蓄積されていき、体内から危険な放射線を全方向の四六時中照射し続け周りの組織を破壊し続けてしまう。



2年経ったから大丈夫?


3年経ったからもう大丈夫??


体内に取り込まれても、大半は汗や排せつで出てしまうってどっかの御用学者が言っていたから大丈夫???


(チェルノブイリでは放射線量はいまだに衰えない)

福島第一原発事故で放出された核種がどのくらいの半減期なのか理解できた上で言ってもらいたい!


そして、一度体内に入った放射性物質が排出されたとしても、また体内に戻ってくるんだよ



何故なら人間は自然界の『食物連鎖』の中に含まれる一つの生物に過ぎないから。



食べて応援キャンペーンなんて、当時、共産圏で起こったチェルノブイリ原発事故の後、ソ連って国でさえやらなかった!



『食べて応援しよう』



浪花節を気取るのもいいが、我々が、『食べて応援』している(させられている)の
本当の相手は誰なのか冷静に考えれば分かるはずだ!!


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