ダム建設による大規模公共事業は必要か?
中国「三峡ダム」
先進国で水を手に入れるとき、自然の姿はどこにもない。ダムは水力発電を行い、ダムの手前にある貯水池は長期的な安定供給のために水を蓄える。堤防や運河などのインフラが各家庭や農地に水を届け、川の流れを人間本位に操る。
もっと多くの人に水を役立てる
ダムや堤防、運河などの水利インフラは開発途上国にも点在する。いまだに古来の貯水設備を利用し、何世紀も前に造られた運河に灌漑を頼る地域も残っている。
規模の大小を問わず水利インフラを人類の文明に不可欠な要素とする考えに反対する人は少ない。しかし、
ダムや堤防などの大規模な水利インフラは多くの場合、魚の大量死や氾濫原の変形、洪水の増加、水質の低下などに代表される環境破壊の代償には値しないとする声もある。
ダム建設ブーム再来の中で、一部の地域ではダムを撤去する動きが高まっている。
過去10年間で、約430基のダムがアメリカの河川から姿を消した。その結果、魚の生息環境や健全な水流が蘇えり水質が向上し、川に生命が戻って来た。
切目川ダム建設現場
例えば、気候変動の影響で、暴風雨はその発生回数を減らしながらも、勢力を増している。インフラは、そうした気候変動の影響に対する対応策として、貯水能力の増幅や洪水対策の増強など、対応を助ける手段を提供できるかもしれないが、それでも水生生物や生態系を危機にさらしたり、長い目で見た人類の安全を脅かしたりすることのないよう安心してダムや運河、堤防などを利用できる手段を見つけなければならない。
マメ知識
•1950年に5000基だった大型ダムの数は、過去半世紀で1日に平均2基の割合で建設され、現在4万5000基を越えるまでに増加した。
•世界全体で進められる364の大規模な水移動計画により、年間約4000億立方メートルの水が、1つの河川流域から他の河川流域に移動されている。これは、コロラド川22本分の水量に匹敵する。
•メイン州オーガスタ市近郊のケネベック川からエドワーズ・ダムが撤去されてからの10年間で、相当な数のチョウザメやタイセイヨウサケ、シマスズキなどの魚が川に戻ってきた。その結果、遊漁が復活し、年間6500万ドルの産業となって地域経済を潤している。
ダムによる発電(大規模水力発電)は再生可能エネルギー分野に属するのだろうか?
高低差をつけた所で水を落下させ、その水圧でタービンを回し発電をする。
落下させるダム湖の水がある限り発電し続ける事ができるので、一見再生可能エネルギーのようにも思えるが他の再生可能エネルギーのようにエコでクリーンなモノなのか…
どうもこのダムってモノは違うように思える。
(八ッ場ダム建設工事現場)
過去にも『ダム新規建設は必要か①八ッ場ダム』で書いたが、
(ちょっと自分が書いた過去記事読んだが…なんか同じ事ばかり言ってんなぁー同じ事何べんも言わすなw)
(湖底に沈む予定の美しい渓谷~八ッ場ダム)
元々そこにあった人の営みを湖底に沈めてしまい
自然の環境をことごとく人工的な景観に壊変してしまう。
(生態系~八ッ場ダム)
また、ダム建設による生態系への影響ははかり知れない。
治水やら飲料水の確保といった問題も絡んでくるモノだけに、今すぐ全てを無くせとまでは言えないが、これ以上の新規建設は不要である。
電気も足りているが水も足りている。
箱モノ行政の最たるもので、その場所(山間の過疎地)に住んでいた人々に『多額の立退料』を払い自然環境を破壊し大規模公共事業を強行する。
原発と似ているな。
長野県に限らず…もうこれ以上イラんだろ?
民主党政権下で一時ブレーキがかかっていた『不要な公共事業』が安倍政権の国土強靭化政策の一環かしらねぇが、何でもアリになってきた。
ダムはもういいから
(首都高速1号線~危険極まりない)
こっちを早急に何とかしろよー!
(首都高速1号線の橋脚)
(老朽化が進む首都高速)
あぶねぇだろ
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