カテゴリ:国内旅景色
白金温泉郷近くに、神秘的な水を湛える池がある。地元では、「白金の青い池」と呼ぶ。白金温泉の北西2.5kmに位置する。また活火山・十勝岳から11km離れ、美瑛川に接している。青い池は、十勝岳噴火が生み出した偶然の産物だ。 昭和63年の十勝岳噴火では、付近に大量の火山噴出物をまき散らした。美瑛川など、火山堆積物による泥流災害を防止するために、複数の砂防堰堤を建設した。そのひとつの堰堤背面に水が溜ったのが青い池。1997年にカメラマンが発見した。まだ若々しい人造池なのだ。 青色の正体は、アルミニウム・コロイド粒子だという。このコロイド粒子に太陽光が当たると、波長の短い青い光が散乱することで青く見えるのだそうだ。火山国・日本各地に、このような青い池は数多いものと思われる。上流にあたる白金温泉から湧水する水質が主な源とされる。 立ち枯れた木々と青い水が幻想的な景観を造り出している。冬、周囲の白景色と青い池とのコントラスが美しいという。白金街道(道道966号)沿いなので大雪でない限り、通行は確保される。ライトアップする日もあるという。一度、スキーの帰りでも立ち寄りたい場所だ。 写真-1 観光客が押し寄せるようになり、一部柵も設置された。
写真-2 シラカバの散歩道と青い池。 写真-3 立ち枯れ木々が年々減っているように思える。 写真-4 美瑛川左岸の堰堤と青い池。記録的豪雨に遇うと、池は大丈夫かな・・。
写真-5 青い池と十勝の雲。[ポストカードより] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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