【移転】東銀座「日東コーナー」since1958 古き良き銀座の佇まいで昼飲みを

【移転】東銀座「日東コーナー」since1958 古き良き銀座の佇まいで昼飲みを

2017年6月30日

銀座という街は、知れば知るほどおもしろい。散々歩いている道でも、ちょっと視点をずらすだけで新たな発見があります。

路地裏の街角中華も、古い飲食店ビルの地階に入る郷土料理屋も、さほど有名店ではなくたって、やはり特別な雰囲気があります。歴史があったり、常連客の中に著名な落語家や俳優がいたり。さすが銀座と思えるお店との出会いがあるから、銀座飲み歩きはやめられません。

歌舞伎座の脇にある小さな喫茶店「日東コーナー」も、この街の奥深さを感じる一軒です。

 

創業は1958年。昔からこの場所にあり、銀座界隈で生活する人たちには日常の風景のひとつ。店内はアーチ状の天井が個性的なアールヌーボー調。古き良き昭和の銀座を感じられます。

 

お昼から終電近くまで通しで営業しており、お昼はランチ、アイドルタイムはケーキ、夜になるとしっかりとした洋食つまみと焼酎まで提供される昭和な西洋酒場と姿を変えます。実は焼きそばもあります。

 

いつの時間でもビールとワインは用意されており、昼食がてらの一杯や、銀座散策の合間にちょっとひといきの乾杯が楽しめます。

 

銀座はニッポンビール時代からサッポロビールの本社があり、銀座ライオンはもちろんのこと、歴史ある飲食店の多くは北極星のビールが変わらぬ風景です。

黒ラベルをより極上に注ぐパーフェクト黒ラベル認定店で専用グラスで登場。では乾杯。

 

ランチの一番人気はビーフシチュー(1,100円)。食が溢れ、多種多様な”ごちそう”が揃う現代でも、やはりビーフシチューという響きは秀でた価値を感じるのはなぜでしょう。ボリュームはそこそこで、お酒飲みにはちょうどいい量。※ライスもつきます。

 

歌舞伎座とセットで日東コーナーにいらっしゃる常連さんも多く、コーヒーとケーキで優雅な雰囲気です。もちろん、ビールを飲んでいる方々も。

銀座の昼酒や、歌舞伎の幕見に並ぶ前に軽く一杯、いかがでしょう。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

日東コーナー
03-3541-3995
東京都中央区銀座4-12-20 松石ビル1F
11:30 ~ 23:30(日定休・歌舞伎座閉場時は土曜休)
予算1,800円