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ずっと決めていました。

 

村長の節目の最後の日には

これで締めくくろうと

心に決めていた記事があります。

少し長めですが、

お付き合い頂けますと幸いです。

 

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


【20年越しの夢。】

(2014年1月5日付け走り続ける岡本家より)

 

 

17歳の夏。


甲子園を目指し
バッターボックスに立った
高校球児は
自分の名前が実況されたとき
体が震えた。
「よし、頑張ろう」って思えた。


初めて
プロ野球選手以外の
「なりたい」が見つかった。


スポーツ選手に寄り添うことのできる
実況アナウンサーになりたい。


それが彼の夢だった。


就職試験
受験した放送局は40社以上。


全国の放送局を
北から南まで
全てのアルバイト代をつぎ込んで
行脚した。


何度となく受け取った
不採用通知


「君はアナウンサーじゃないよ。
営業がいいんじゃないか?」


笑って受け止めるしかなかった。


深々と頭を下げ
面接会場をあとにする。


笑ってなんていられなかった。


だって彼は
「就職したい」
じゃない
「アナウンサーになりたい」んだから。


向き不向きより前向きひたむき

この言葉が
きっと彼を支えたに違いない。



ただただひたすらまっすぐに
挑み続け
やっと手にした内定通知。



長野、山形、鹿児島の3県が
彼にチャンスをくれた。


長野で生まれ
横浜で育った男が
世話になろうと決めた場所は
南端の鹿児島だった。


何の縁(ゆかり)も無いのにと
周囲は反対した。


しかし即決だった。


「鹿児島には鹿実がある」


高校野球、高校サッカーなど
様々なスポーツで全国的に沸いていた
鹿児島実業高校


スポーツを志すアナウンサーには
十分すぎる理由だった。



鹿児島のアナウンサーになった彼は
いつしか夢を見るようになる。


「いつの日か
全国生中継でスポーツ実況してみたい」


地方局のアナウンサーには
夢のような話だった。

まして
プロスポーツチームもない
鹿児島県
もはや幻の領域だった。


スポーツに魅せられて志した
アナウンサーの道。



アナウンサーになって
20年。




途中、スポーツはおろか
アナウンサー現場から離れ
デスクとなったとき
寂しそうな横顔もずっと見て来た。


それでも
毎日2時間の発声練習は
欠かした事はなかった。

割り箸を口にはさみ
滑舌の練習をした。

目に入るもの全てを
言葉に変換し表現する。


そんなことばかりしていた。


息子達は
パパの真似ー!と言って
実況して遊ぶ。


先輩アナウンサーとして
出会った彼は昔からそうだった。

器用なタイプの人ではない。
ただひたすらに努力の人。



20年前
人生の岐路で決め手となった
高校スポーツが
そのチャンスをくれた。



第92回全国高校サッカー選手権
準々決勝第一試合

石川県代表:星稜高校

東京都代表:修徳高校



日本テレビ系全国実況生中継
その実況を村長が
担当させてもらうことになった。


赤ちゃんが生まれて
大人になるまでの年月
それが20年。


その20年もの間
ずっとずっと憧れ続けた場所

彼はそこに立っている。

 

1388888366581.jpg

 

村長から届いた
1枚の写真。


実況席には
手作りの資料が広げられていた。



私事で申し訳ありません。

彼のこれまでを見て来たので
なんだか胸が詰まってしまいました。



高校サッカーイレブン
頑張れ。

そして
頑張れ、村長。



最後に、、、

 

 

チャンスをくれた神様、
高校サッカーに学んだことは
数知れず。
高校サッカーに携わる全ての皆様、


実況者として送り出してくれた
鹿児島読売テレビの皆様、


実況者として育ててくれた
日本テレビ鈴木健アナウンサーを始め
藤井貴彦アナウンサーほか諸先輩方。

映像を作り上げる
現場の皆様、

全国実況が決まるたびに
いつも大喜びして応援してくれる
KYT内田アナウンサーほか
後輩アナウンサーの皆様、
全ての皆様方に心から感謝申し上げます。

そして
「鹿児島の高校サッカーを盛り上げる為に」と

入社してまもない新人アナウンサーに
選手の気持ちや動きについて
試合のビデオを振り返りながら
夜な夜な指導して下さった
鹿児島実業高校サッカー部
松澤前総監督。



奇しくも
20年以上も前
鹿児島行きを決めたきっかけとなった
「鹿実」の先生が

1人の青年をアナウンサーとして
最初に認め、育ててくれた



松澤総監督に
実況者として
スポーツの心、魂を
教えて頂いた事は財産です。


ありがとうございます。
おかげさまで
今の自分があります。







彼はきっと思っているのでは
ないだろうかと思いまして。

僭越ながら
いつも彼が言っていることを
ここに記して
これから10分後に始まる
試合を心して
視聴しようと思う妻です。



夢の大小に関わらず
夢を叶える近道って
「諦めないこと」なんだなって

改めて夫から
見せてもらった気がした

朝です。


正午キックオフ
日本テレビ系で全国実況生中継です。


 

新年もどうぞよろしくお願い致します!!
 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

 

 

村長の節目の日。

 

本日、

9月30日の鹿児島ユナイテッドFC戦の実況をもって

22年のアナウンサー生活に一旦幕を降ろします。

 

 

松澤監督率いる鹿児島実業高校が

初めて全国制覇を果たした年が、

夫、アナウンサー1年目のことでした。

 

以来、松澤監督にサッカーたるやを学び、

育てて頂きました。

 

松澤監督が旅立たれた今年、

夫もアナウンサーを退きます。

 

松澤監督とともにあった22年。

 

天国の松澤監督もきっと

今日の村長の実況を見届けて下さっていると信じています。

 

 

おかげさまで、今があります。

感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

 

節目の日の朝。

末っ子コーマルに写真を撮ってもらいました。

image

 

報道時代、

二人で担当させてもらったニュース番組。

 

こんな2ショットだったっけ?!なんて笑いながら。

 

 

終わりは始まりでもあります。

不思議と清々しい今日という1日

 

これからまた新たな部署で頑張るぞ!

意気込んでおります。

 

最後になりますが、

村長の実況でお送りする鹿児島ユナイテッドFC戦は

KYTで午前2時より放送です。

遅い時間帯ですが、

もしよろしければ、見届けてやって下さい。

 

 


 

 


 

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