弱みをひっくり返すと・・・ | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

昨日のお題、いかがでしたか?(^_^)/

 

も少し課題を具体化すると、
Googleの検索窓風に、

 

「伊豆半島の先っちょの方 ホテル 閑散期」ですです。

 

 

今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

伊豆半島はぐるっと海に囲まれてます。
当たり前ですが。。。(^_^;)

 

なのでどうしてもそこにある宿泊施設は、
レジャーユースが多くなる。

 


夏休み、春休み、

 

 

ゴールデンウィーク、シルバーウィーク、
年末年始、連休、etc.

 

そんな時はサーファーさんも含め、お客さんがわんさか。

 

 

しかし、秋本番を迎えるこれからは、
お客さんが最も少なくなるのだそうです。

 

 

 


ご相談者さんが経営するホテル特有の事情も含め、

「客足を遠ざけている原因」をお尋ねすると、
すぐに4つほど挙げて下さいました。


①伊豆半島の付け根辺りと比べて2℃程気温が高いので、
 紅葉しない

 

②海に人がいなくて寂しくなる。そんな所には人は来ない

 

 

③うちのホテルにはレストランがない

 

④同じく温泉もない

 

 

 

「ご覧のとおり、ここは海と山の幸の宝庫です。
 温泉宿であれば、それらを使った食事と
 抜群の泉質でお客様も呼べるのですが・・・」


「ここらへん一帯お客様が少なくなりますから、
 町全体が寂しくなるんですよね。

 

 道路が空くので車は走りやすくなるんですが、
 果たしてそれがいいんだかどうだか・・・」

 

 


私、これらの「原因」を聞きながら、
「あれあれ?ホンマにこれが“デメリット”?」

って思ったんです。

 

 

ホテルの経営者ご夫妻に、

 

「今、挙げて頂いたのは
 全て“弱点”って思っておられるとこですよね。

 『これさえなければ』、って。

 

 じゃあ、それをひっくり返すことができたら、、、どうですか?」

 

 


「そんなんムリ。(@_@;)」とおっしゃりたげだったので、
実際に一つずつ“ひっくり返して”みました。

 

 

 

 

 

①気温が高い

 

 →朝晩冷え込んでくるこれからの季節でも、
  寒さを気にすることなく観光を楽しんでもらえる。

 


②人がいない海、空いてる道路

 

 →夏の喧騒が去って水平線まで海を独り占め。
  渋滞を気にせず、スイスイ行きたい所に行ける。

 

 


③レストランがない

 

 →旬の食材を使ったとびっきりの料理を
  出してくれる周辺の食事処を紹介できる。

  イタリアンでも中華でもフレンチでも和食でも、
  好きな食事を選んで食べに行ってもらえる。

 

  しかも当ホテルからの紹介ということであれば、
  決して“一見さん”の扱いをされない。

 


(秋から旬を迎える代表的な食材、伊勢海老)

 


④温泉がない

 

 →同じ伊豆でも泉質は異なる。
  豊富で分かりやすいお風呂情報を提供できる。
  自分の好きな温泉を選んで入りに行ってもらえる。

 

  うちのお客さんということであれば、
  特別に送迎の労も取ってもらえる。

 

 

いかがでしょう?

全部ひっくり返りましたよね。(^_-)-☆

 


これらを総合して、
平日も動くことができるゆとりのシニア世代をターゲットに、

 

こんな宿泊プランを立ててはいかが?とご提案しました。
     ↓
「人生達人のあなたにこそお届けしたい。
 静寂秋の伊豆独り占めプラン

 ~温泉も食事もあなたの思いのまま~」

 

 

 

実はそのホテルの超近くにレンタカー屋さんがありますので、
電車で来ても便利に動いてもらます。♪

 

 

 


飲食店、温泉、レンタカー、etc.いろんな所と協力して、
≪地域全体で閑散期に人を呼び込む仕掛け≫
ができれば二重の意味で〇なんです。

 

 

 

なぜかというと、まず地域の活性化になりますよね。(^_^)/

 


当のホテルはもとより、

どこさんも売上の繁閑差がなくなれば、
(=平準化ができれば)
経営の安定→雇用の安定につながります。

 


さらに≪つながる≫ことで、
「こんなことができるんだっ!」って可能性も発見できる。

 

 

お互い、これまではどちらかというと
“ご近所さん”という目でしか見てなかったけど、

 

改めてビジネスパートナーとして見ることで、
「なんか一緒にできそうやん。(^^)v」な所も発見できます。

 

そこで見つけたビジネスの種は、
ちゃんと水や肥料をやって育てれば、
きっと大輪の花を咲かせます。

 

 

 

 

ホンマに「自分らもやればできるんやっ!」
っていう気づきほど大きいものはないっ!

 

 

旅行代理店におんぶに抱っこ、
景気や休日に左右される観光地という
お決まりの構図からも脱出できます。

 

 

 

 

気付いた人から動いてみる。

 

但し、自分一人でがんばらない。

 

周囲を巻き込んで×2いく。

 

 

黒が白にひっくり返ったオセロの盤面。

 

その白さって、
地域の“不”が解消された白さだと思うんですよね~。

 

 

 

 


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