もし会社が「大坂冬の陣」開戦前の大坂城みたいだったら・・・?(前編) | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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大河ファン、真田ファンが今日のタイトルをご覧になったら、
「あー、あの状況か・・・。(> <;)」ってピンとくると思います。あせる


豊臣秀頼と淀殿のもとに馳せ参じた
かつての豊臣恩顧の武将とその配下。

 

一見すごい人数が集まり(約10万人)、
大層な勢力のように見えて、
その実、バッラバラだったというあの状況です。(-。-;

 


(冬の陣布陣図 Wikipediaより)

 

 


実はそういう“結束してそうでバラバラ”って、
徳川に敗れた豊臣だけの話じゃない。

 

この現代にもチラホラ見え隠れしてます。
組織の中に。。。

 

放っておくと、

豊臣家と同じ運命が待ち構えていないとも
限りません。
ムンクの叫び

 

 

今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!

 

 

 

 

 


大河ドラマ好きなら、あのシーン、
すぐ思い出せるんじゃないでしょうか。

 

真田幸村が大坂城に入城した場面です。

 

どういう状況だったでしょう?

 


すごく簡略化した図にしてみれば、こんな感じ。

 

 

 

一見、まとまった集団に見えましたが、
いかんせん、寄せ集めの“烏合の衆”で
統制がなかなかとれなかった。

 


例えば、「籠城」について軍議していても、こんな感じ。
       ↓

 

 


(めっちゃ分かりやすく簡略化してます。^^;)

 

 

 


ベース(根底)にある「豊臣Love」という思い、
「豊臣家存続」という目的ではほぼ一致していても、

こんなふうにそれぞれの思惑はバッラバラ。

 

だから、同じことを話し合っているようでいて、
全く内容がかみ合っていない。
滝汗

 

 

 

 

また、「打って出る」を話し合っても、同じこと。
思惑は各人によって違いました。

 

 

 

 


城内(=政策決定機関)がこんな感じだと、
たまらないのは実際に動く人達。汗

 


極端な話、もし当時の大坂城から実況中継があれば、
右往左往するこんな状況が
カメラに写し出されていたかもしれません。あせる

 

 


「1週間分の籠城用食料を調達せよ」という指令に基づいて
動いていた兵糧調達組に、

 

 

翌日は別の「いやいや、3か月持ちこたえられる分だけ
確保せよ」という指令が届く。(^_^;)

 

 


また、忍びの者(忍者)が懐に
「兵糧応援頼む」という密書を持って城を出た途端、

 

 

「その密書取り消し!こっちの『援軍要請』に差し換えて」
なんて伝令が届き、

 

走り出そうと思った瞬間また、
「ちょっと待って」と別の密書を持った伝令が駆けてくる。

 

目的地までたどり着けしぇ~ん。えーん

 

で、そこらへんでウロウロしてたら、上役に
「なんでまだ密書を持っていってないんだ!ムキー

と怒られる。チーン

 

 

 

そりゃあないですよねぇ、、、ポーン

 

マイクを差し出したレポーターに向かって

部下や忍者は思わず、

「あんたらのせいやん!」と叫んでしまい、びっくり

 

慌てて

「あっ!今のオフレコね!オフレコでお願いします!!」
なんて頼んでたかも・・・。汗2

 

 

 

 


長くなりますので、明日「後編」に続けますが、
実は現代の私たちも、決して戦国時代を笑えない。

 

 

これと似たようなことが、

あちこちの会社で起こってますから。

 

ひょっとしたら、あなたの会社でも?(^_^;)

 

 

 


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