商品の“意味づけ”を変えてみよう! | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

「なんかややこしそうなこと言うとるなぁ・・・(^_^;)」

 

タイトル見てそんなふうに思っちゃった方、ゴメンナサイ。

 

全然ややこしいことなんかないんです。

 

「それはそれとしてしか売れないのか?」って、
ちょっとだけ疑ってみよう~!ってこと。
ウィンク

 


(制約という名の殻を割ってみれば、
 新しい可能性が飛び出してくるかもっ!?ですデス。^^)

 

 

 

今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!

 

 

 

 

 

 

 

先週末、姫路駅から歩いて(速足なら)5分ほどの所に、
ちっちゃな隠れ家カフェがオープンしました。

 

知らずに前を通っても分からんだろうなぁ~あせる
くらいの“隠れ家感”。てへぺろ

 


アジトのような扉を開け、急な階段を上った先には、、、

 

歴史を刻んできた建物だけが持つ風情の中に、
“オーナーの趣味”とも言える空間が出現します。

 

 

 

そこは、長い間姫路の有名ハム店を支えてきた女性が、
「いつか自分のやりたかったことを」の夢を叶えられた場所。

 

 

 

 

ちょうど、ホワイトデーがその方の誕生日でもあったので、
開店祝いも兼ねて納豆をお贈りしました。

             矢印


(この写真は先方さんが撮って下さったもの。(^^♪)

 

 

 

えっはてなマーク開店祝いが・・・納豆・・・目

 

 

 

そう思われる方が多いでしょうが、
私の頭の中ではシームレスにつながったんです。

 

きっかけは、3月初めに小金屋食品さんから
受け取ったメルマガ。

 

 


大豆は女性にとって大切なイソフラボンという成分を
豊富に含む優秀な食品。

 

 


しかもそこに納豆菌+発酵というWパワーが加わっている。

 

(納豆菌ちゃん~♪)

 


更に同社には「竹姫納豆」という
「姫」の字が付く逸品がある。

 

 

ということで、
「ホワイトデーのプレゼントとしていかがでしょうか?」

というメルマガが届いたんです。(^_^)/

 

 

 

しかも、ホワイトデー用セットには
「縁(えにし)」とか素敵でジワッと来る
ネーミングがされていて、

更に、ホワイトデーだけの特別ラッピング。

 

 

 

 

う~~ん、なるほどぉ、そうだよな~~(・.・*)(._.)
ってうなずいたので、

 

開店祝い兼バースデープレゼントとして、
贈らせて頂いたのです。(^^♪

 

 


実は、小金屋食品さんは、
納豆単品のメーカーさんながら、

 

派生商品の開発と、機を見るに敏な手腕は、

そんじょそこらの大企業に負けてませんっビックリマーク

 


これまでにも、「バレンタインに納豆を贈ろう!」とか、
「母の日に納豆を贈ろう」とか、

 

 

いろんな企画を立て、
ことごとく成功させてこられました。

 

 

 


その秘訣は、きっとあの会社の方々は、
納豆を納豆だと思ってらっしゃらないこと。

 

モノではなく、
作り手とお客様双方の思いを運んでくれるもの、
双方をつなぐもの、

 

そう考えていらっしゃるから、
まるで衣替えをするように
いろんな衣装を納豆に着せてあげられる。

 

 

 

私も、
「あっ!そう言われればそうね(^^♪」と気付かされ、

メルマガが届く度に、誰か彼かにお贈りしている。(笑)

 

 

 


納豆も、華麗な変化(へんげ)を遂げます。

 

 

 

これをあなたの商品やサービスに置き換えたら、
どうなりますか?(^_^)/

 

 

例えば、タイヤはただタイヤ、でしょうか?

カレンダーは、ただカレンダー、でしょうか?

 

 


福山の印刷会社さんの組合では、
東日本大震災以降、被災地に「笑顔のカレンダー」
っていうのを送り続けておられます。

 

このプロジェクトに関わっておられる方のブログから
ちょっと抜粋させて頂きますね。

 

「2011年3月に起きた東日本大震災で
 私たちに何か、、、印刷というお仕事に

 携わる者たちとして出来ることはないか

 

 印刷という技術・紙というメディアを通じて
 心温まるメッセージを伝えたい、

 

 笑顔を取り戻してもらいたいという想いで
 スタートしたプロジェクト」

 


「『笑顔のカレンダー』2016年版は
 福山の私立の中学・高等学校の
 ●●●学院さんとのコラボです」

 


(Hさん、画像拝借しました~m(^_^)m)

 

 

 

 


また、TVCMで見かけるようになったカラフルな置き畳。
(積水成形という会社の「MIGUSA」というブランドです。)

 


(イメージです。)

 

思わず「これなら置きたくなるなぁ~」って思った。

 


従来、畳とは「敷かねばならないもの」で、
「VS.!フローリング」って感じ。

 

どっちにするの?どっちが勝つの?と。

 

 


でもこれは、その「どっちやねん!」論争に、
「『どっちでもエエや~ん。d(^_^o)』を

 持ちこんだな」って思った。

 


「敷かねば/敷いてもらわねばならない」という

一種の“強迫観念”を、

 

「これなら置いてみたくなる」っていう

“好奇心”に変えた。

 


そう、、、畳の意味づけを変えたんですねぇ。

 

 

 


伝統的な畳を作ったり売ったりしてる方から、
「こんなの畳じゃない」ってブーイングを聞いたことがあります。

 

 

でも、昨日書いたように、逆に

「畳とはこうあるべきだ」って

       下矢印

 

これまでの形や慣習に固執し、それしか認めなかったら、
ただでさえ縮小していく市場が、もっと消えていく。

 

 

それでいいのか?ってことだと思います。

 

 

 

別に彼の会社の肩を持つわけではサラサラないけれど、

 

カラフルな置き畳をきっかけに「畳」とか「和の暮らし」に
目を向けてもらえればいい。

 

入口は低いに越したことはない。

 

だってその方が

圧倒的に“入りやすい”から。

 

 

これって、畳業界だけの話じゃないですよね。

 

全ての業界の盛衰は、

ここにかかってるんじゃないかって思えました。

 

 

 

 

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