目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

知人で新しく会社を興そうと
している人がいます。

社会的に意義のある商品を
製造販売する会社なのですが、

いかんせん、今までにないもので、
且つ社会の“盲点”に
なっていた部分を
カバーする商品なので、
なかなかその価値が伝わらない。汗

苦戦している、と。




直接手伝いに行けない代わりに
「こうしたらどうかなはてなマーク」と
アドバイスした点が2つ。

法人化を考えておられる方にも
参考にして頂けそうだと思ったので、
記しておきますね。


今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!




一つは

「仲間を募ること」。

4/18の朝日新聞夕刊に
超小型EVを開発製造する
KGモーターズ(株)の創業社長が
載っていました。

この方が考えたのが、
まず「仲間づくり」。





とりあえずYouTube
車の改造シーンなどを配信し始め、

その時に「手伝ってほしい」と
今の共同創業者に声をかけたそうです。

「くっすんガレージモーターズ」
 「くっすん」とは創業者「楠さん」の
 愛称から。





動画は、(共同創業者の)
横山氏が撮影・編集。

コンセプトは、
「くっすん」のキャラを前面に
押し出すこと。

そうした動画でチャンネル登録者が
増えるにつれ、



自動車に詳しい研究者らと
縁ができ、大手自動車メーカー
出身者らも入社してきた、と。

親しみやすさと志を
全面に出して成功されてます。





もう一つは、

パソナグループの
南部靖之代表の

創業時の逸話。

人から聞いた話なのですが、
同氏は、普通なら創業時に

まず考えることを考えなかった、と。


お兄さんから
「会社のこと、決まったか?」
と聞かれて

「はい、決めました」と
答えたのは、会社所在地や
設備等ではなかったそうです。



(これ上矢印ではなかった・・・と。)

 


お兄さんに「決めた」と
答えたのは「企業理念」。


恐らくこのリンクの最後にあるような
ことを考えられたのでしょう。

 



住所や電話番号等の

ハードではなく、
会社の「背骨」になることを
お決めになった。

 


南部氏の創業時から比べて
今はもっともっと社会的なことに
関心のある人(特に若い世代)が
増えていますから、

今なら、氏のような行き方は
当時より更に時代に
マッチしてると思います。





本社をどこに置くかとかも
大事ですが、


まず仲間を募り、

背骨を決める。


公的機関等の創業相談に行っても
なかなか指摘されないところだけに、
余計に重要だと思います。



ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
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知り合いのお宿さんが、
食後のコーヒーにつけられた
低評価(>_<)について
悩んでおられました。


メニューには
「女将が淹れるコーヒー」
と表記していて、

実際に女将が淹れて
提供しているそうです。


いただいてみましたが、
「低評価」を口込まれるような
ものでは全然なく、

普通に美味しい
コーヒーでした。コーヒー



(味の好みは人それぞれ、

 という点は、ひとまず

 おいておいて。。。)


そこでお宿の方にさせて頂いた
アドバイスは・・・。チョキ


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皆さんの、コーヒーに対する
“期待値”ってどんな感じですか?

老舗珈琲店で飲むコーヒーと、

 


 


ランチの後、オフィスに
戻る途中でコンビニで
買うコーヒーと、




休日にちょっとまったりしたくて、
ス〇バで飲むコーヒーとでは、




“期待値”というか
求める味の質って、
違うと思うんですよね。



味という点では、
やはり老舗珈琲店に

軍配が上がりそうです。キラキラ


しかしそれは、
老舗珈琲店ゆえに可能な“技”であり、


コーヒーのプロではない旅館さんに、
同じものを求めるのは酷。

 


そう考えた私は、
低評価はお客様の
“勘違い”(=過度な期待)であり、

旅館には、老舗珈琲店に
対抗する義務も必要もない、

とお伝えしました。





具体的には、

「食後のコーヒーの低評価は
 気にしないでいいです。

 

 今でも十分美味しいです。

 

 老舗喫茶店もかくや、という

 コーヒーを提供する必要は

 ありません。

 

 味で対抗しようとして

 高いコーヒー豆に変える等の

 収益を圧迫するような

 ことはしないでください」

と申し上げました。


仕事のウェイトでいえば、

コーヒーの味
宿全体の魅力UP

ですからね。






ただ、“勘違い”(=過度な期待)
が起こらないように
しておくことは必要です。

 


「女将が淹れるコーヒー」
というメニュー名であれば、

たとえば女将がコーヒーを運び、
その時には分かりやすいよう(笑)
「女将」と書いたタスキを
つけていく、とか。




大阪人流に笑ううさぎ
笑いをかませるのであれば、

カップ自体に
「女将が淹れたコーヒー」
と印刷しておけばいい。(笑)

そんなコーヒーカップを目にしたら、
写メせずにはいられない!w

今の印刷技術であれば、
コーヒーカップへの印字も
可能です。



更に、そのコーヒーの価値を
モノからコトに転換できれば
尚いいですね。



少し視点を離しますが、
そのお宿さんからの帰りの車窓、
一羽の鳥が水面スレスレに
飛んでるのを見ました。

まるで石が水切りするように、
小さい足跡の連続が印象的でした。





お宿のサービスも、
そういう

“小さい足跡の連続”
だと思うんです。

 

 

そう考えると、

コーヒーの“位置づけ”が

変わってくるんですよね。


食事(という過程)の最後に
ちょっとホッとして

頂くために提供する

コーヒー、と。

 


「今日のお食事が、
 お客様の旅の記憶となりますよう、
 女将が心を込めてお淹れし
 お持ち致します」

メニューにそんなふうに
書いてあったら、

味云々をあげつらう人は、
いなくなると思うんです。


きっと
「心に美味しいコーヒー」

になる。




いつだったか、
『プレジデント』誌に
こんな言葉がありました。

「美味しい珈琲には
 それに見合った対価を払う」


コーヒー一杯(の値段)
「心の対価」にしてしまえば、
もう低評価は入りません。




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最近の販促は、

動画なしでは語れません。

 

いかに多くの人の目に留めてもらうか。

 

動画撮影・編集技術の巧拙が

広告の成否の鍵、と言っても

全然おかしくない状況です。

 

 

でもそんな今だからこそ逆に、

 

それ自体は動かない

「言葉」こそが、
商品やサービスを

生かしもし、殺しもする

んじゃないかなぁ

 

なんて思うんですよね。


 

 

動画巧者の方からしたら

今さら??かもしれませんが。。。

 


今日も“根っこを掘り出す”
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商品やサービスを売る目的って
当たり前過ぎますが、

それらを売ってお金に換え、
社員に給与を払い、税金を払い、
会社を存続させていくこと、
ですよね。




でもそれは
会社側から見た視点、
売り手の都合。

何もお客さんはあなたの会社を
富ませようとして商品を
買うわけじゃない。






「買ってもらう」ためには、
「買いたくなってもらわ」ねば
始まりません。


ここすっごく大事なので、
繰り返しますね。


まず「買いたく」なって
もらわなければ
一歩も先へ

進まないんです。


でも多くの事業者さんが
(最後の)「買って!」にしか
フォーカスされてない。あせる

ん~~、、、ミスマッチ。。。




「買いたくなってもらう」ためには、
今だったら動画(TikTok等)は
有効な手段です。


でも「言葉」も。グッ


一昨年だったかな、
朝日新聞の「声」欄に
こんなタイトルの投稿が
載ってました。

「『新車』に感動 89歳母の散歩」

 


89歳の高齢女性が
新しく自動車を買って
散歩に(?)行ったのか!?
と一瞬驚きましたが、、、
違います。笑ううさぎ


(こう上矢印ではない。。。)


投稿者の89歳のお母さまは
足が悪く、杖が無いと歩けない状態。

周りからは
「杖だと大変だから
 シルバーカーにしたら」
と何度も勧められるも、

「だって年寄りっぽいもの」
という理由で頑として
受け付けられなかった。ブー

女性はいつまで経っても
「乙女」ですもの。ハート





そうこうするうちに、
一層歩くのが大変になられ、

(恐らくかかりつけの)
整形外科医さんは
「年相応だから仕方がない」と。


しかしこの先生、
ただものではなかった
ビックリマーク

すぐ後に
こう言い添えられたんですって。



「シルバーカーを使えば
 笑顔が増えますよ」






なんかすっごくないですか!?


クローバー クローバー クローバー 引用ここから クローバー クローバー クローバー

これが魔法の言葉だった。
「使ってみようかな」と言い出し、
手配した。

届いた翌朝、散歩に行った母。

帰るなり、
「すごいの」「とてもすごいの!」
「一歩目からびっくり、
 まるで自分の足で歩いているみたい」
と機関銃のように言葉が出る。

目はキラキラ輝いて、
どれだけ感動したかが伝わってきた。

クローバー クローバー クローバー 引用ここまで クローバー クローバー クローバー
 

 




その後は、買い物に誘うと、
「新車で行く」と。

もちろん、
「シルバーカーの新車」で。

投稿の〆はこうなってました。

「毛嫌いしていたシルバーカーは、
 新車に昇格したようだ」。


 


いかがでしょうグリーンハーツ


言葉は、

それまで毛嫌いしていた
モノをも、

お気に入りに変える。

言葉は

それだけの力を持つ。


企業の販促担当の方、
お医者さんに負けてられませんね!!



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