“カッコヨクない”ネーミングのススメ | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

昨日、久々に百貨店の洋菓子売場を歩いてみて、
「うわぁ~ラブラブ」と「あれ~?残念」を
同時に味わうという変わった経験をしました。(^0^;A

 

 


 

 

「うわぁ~ラブラブ」の方は、スイーツ売場にあふれる
ハロウィーンかぼちゃ&赤ちゃんパンダパンダモード。

もう見てるだけで幸せ~音譜になりました。


じゃあ、「あれ~?残念」の方は・・・?



今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!







「あれ~?残念」って思ったのは、
とってもキュートなケーキたちを
「名前で呼べなかった」こと。(^_^;)

 

 


どういうことか?っちゅうと、、、

ケーキたちには、それはそれはオサレな
カタカナ名前がついてて、それが
ものごっつ発音しにくかったんです。
汗

なので思わず、
この「二色のかわいいプチシュークリーム下さい」
とかって言っちゃってました。あせる



こんなアホな注文の仕方するのは私だけか?と思って
耳を澄ませてみれば、

あちらのスイーツ店でも、こちらのお店でも、
お客さんは

「この上から2段目の白いケーキ下さい」とか、
「パンダの形のかわいいの下さい」とか、言うてはりました。アセアセ


(こんな感じのケーキとかいっぱいありました~。)
 

 



「私だけちゃうんや・・・」
 

 




で、“そう呼ばれたケーキ”たちの名前って
どんなのだったかというと、


やはりカタカナ名前で、しかもちょい長めだったり、

「そういう単語ってフツーは使わへんよねぇ」な語が
あちらでもこちらでも顔を出していました。
汗





まあ、、、
ケーキって「見た目がほぼ10割」な世界ですから、
名前なんてどーでもいいっちゃいいんですが、

せっかく名付けられて誕生したのに、
名前が無視される=その名で呼んでもらえない、って

生まれてきた甲斐が半分ないんちゃう?って
ちょっと不憫になってしまいました。。。

 



名前が記号以下の価値しか持ってない
ってことですから。

 

 




どうせなら、そのカワユイ外見同様、
“愛着を持って呼んでもらえるネーミング”の方が、
ケーキたちだって喜ぶよねぇ。。。

 


それにお客さんだって、
店員さんにケーキを注文するのに、

「違います、その横の白いの・・・
 あ、行き過ぎです、これですこれっ!」とかって

ショーケース越しに
冷や汗かいて指示しなくていいと思うんです。

 



(ショーケース挟んで相対しますから、
 これとかあれとか、右とか左がなかなか通じません。^^;)


 

 



特にスイーツ業界では、
ブランドの世界観を守るため等の理由から、

難しく
発音しにくい
いかにもオサレな

ネーミングが採用されることが多いと思うんですが、

 

一度そういう“常識”みたいなもんを捨て去ってみても
いいんじゃないかな~って思います。

 


(こういうオサレさより、分かってもらいやすく
 発音しやすいネーミングもあっていい。)

 

 


あと、

「フランボワーズ云々」とか、
「プティ・なんちゃら」とか、

製菓業界なら当たり前に使う単語も、
一般ピープルには案外なじみがないものだ、
ってことも頭の隅に置いておいてもらえれば・・・。








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