コラボ(協業)した方がプレスリリースで成功しやすい訳 | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

ある広報セミナーで、

「だからコラボした方がメディアに取り上げられやすいんですね」

と納得顔でうなずかれた方がいらっしゃいます。


思わず
「“勘所”に気づいて頂きありがとうございます~!」
と頭の上で大きな〇を作っちゃいました。(笑)


(たとえるならこんな感じ~。(笑))



今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!





 

 


3月に入ってから、じわじわといろんなメディアで報じられ、

先週金曜日の8日、一層盛り上がった
結構ローカルな話題^^;があります。

(例えばFNNだとこんな感じ。)


3月8日=サバの日に本格販売(関西エリア)が
始まった「お嬢サバ」です。


(NAVERまとめより拝借。)





「お嬢サバ」とは何かというと、

マサバを通常の養殖方法ではなく、
地下海水を使って陸上養殖することで、
新鮮なまま生で食べられるようにしたもの。


(NAVERまとめより拝借。)



なぜ生で食べられるのかというと、
寄生虫が付きにくいから。

“虫が付きにくい”→「お嬢さま」+サバ=「お嬢サバ」
というわけです。(笑)

 

 


これを推進したのが、
とろさば料理で有名な「鯖や」さんとJR西日本と鳥取県。

これから、「鳥取県」の新たな地域産品として
販売が始まります。


 

 


恐らく“仕掛けた”のは「鯖や」さん。

自社のど真ん中・サバでここまでもってきはったのは、
さすがです。(^_^)/

但し、ここに至るまでには、
2012年から紆余曲折の6年間があった。。。






でも晴れて、

・自社商材の拡販(サバの新しい領域を開く)と、

・JR西日本の新規事業、
  + 店舗や鳥取県に行く人の乗車需要と、

・鳥取県の特産品、

という3つが実現しました。
 

 




これ、どれか一社/一県の取り組みだったら、
ここまで取り上げられたかどうかは定かではありません。





しかし、3社が協働することで、
それぞれの目的(収益向上)はありながら、

≪全体で社会にエエこと≫

~〇魚食文化の普及・振興

 



~〇人・モノの交流

 



~〇地域の盛り上げ




が実現されますから、とっても取り上げやすい。

 

 



「私たちはお金の匂いのするところに近づきません」

複数の記者から聞いた言葉です。

 

 


私もかつてキッパリと強くこう教えられました

「いいか、よく覚えておけ。
 俺たちは企業の手先ではないからな」






「一社(自社だけ)が儲かればいい」

そう考えてプレスリリースを行うと、
必ずと言っていいほど失敗します。


文面の奥にある算盤(皮算用)を
読む人は敏感に見抜きます。

 



(取らぬ狸のなんとやら・・・にならないでくださいね。^^;)

 

 



どうか忘れないでください。

広報とは、

広く知ってもらい、
人から人へと伝えてもらうことで、
ファンを増やし、

【結果】商品やサービスが売れ、

【結果】収益が向上する、

ということです。

 

 



新聞やテレビに出て、一時的に売れるとか、

「自分とこだけが良かったら・・・」

では決してないんです。





ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
人気ブログランキングの応援をして頂けると嬉しいです。