もう少しだけこのままで… | TVXQ蘭珠館…その扉を開けたなら…

TVXQ蘭珠館…その扉を開けたなら…

さあ愛でなさい。
ホミン信者の思いをギュッと詰め込んだ館です。

いらっしゃいませ、TVXQ蘭珠館へようこそ。


春眠暁を覚えず…

目覚ましを止めて大きく深呼吸をする。
でもいつの間にかスッと夢の中に戻って行く瞬間って幸せじゃないですか??

ついぬくぬくの誘惑に負けてしまう蘭珠です。


普通の生活をしている私からしてこんななのに、
ユノやチャンミンって、いったいどんな睡眠環境なんだろう…と、
時々頼まれもしないのに心配してしまいます。

ちゃんと睡眠時間確保できてるのかな?
不規則な毎日をどうやって管理してるのかな?

芸能人の凄い所は、パフォーマンスのスキルもそうだけど、
何と言っても多忙な自分に負けないメンタルを持っているところ!!
俳優さんなども役にのめり込んでいると、
普段との区別がつかなくなるんじゃないかって気がしちゃうんだけどね…
その切り替えスイッチをちゃんと見つけて、駆使してるんでしょうね。

まねできないわぁ…


さて色々な噂が出ていて、チャンミンが韓国へ帰国したとかしないとか…
目撃情報は流れたけど確認はとれていないとの事で、
何ともはっきりしませんねぇ。

それなら日本にいると言う事で妄想させていただきます。
今日は既に皆様ご存知の『LIVE MONSTER』未公開シーンを切り取りまして、
ホミン夫婦の忙しい朝を別腹に致しました。



蘭珠館、開館いたします。


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オーラスを1週間後に控えた朝…

俺の痺れた左足が温まり切った毛布の中でモゾモゾと目覚めを確認する。
程なくして襲ってくるピリピリの感覚…
俺はどんな態勢でこの左足の血流を妨げていたのかと、
いつでも眠りに引き戻されそうな思考のなかで、無理やり原因を探ってみるのだが…
突き止めたところで徐々に強まる刺激を治める術はない。

やがて痺れがピークに達する頃、俺は完全に朝の空気に馴染んでしまうのが惜しくて、
あくまでも二度寝に挑もうとしていた。

あと少しでけ…




『フンッ…フンッ…あぁ…んんっ…フンッ…』


それは聞き覚えのある吐息に似た声。
昨夜のものとは少し種類が違うが、そうだと言われればそんな気もする。

俺はその声に合わせて、徐々に痺れから解放されて行く足の指でリズムを刻んだ。
『それって俺を誘ってるんじゃないの??』と言いたくなるほどの、
苦痛に満ちた吐息が俺の目覚めを否が応でも促す。


『フンッ…フンッ…フンッ…』


ってうるさいよ!!



『チャンミン、こんな朝早くから何だよ~~!!
目が覚めちゃったじゃないか!!』



『もう…10時ですよ…あと…30回で…終わりに…しますから…』


こいつ…いつもなら俺の耳元で、今日のスケジュールを呟きながら起こすのが日課なくせに、
このところは決まってこのパターンだ。



この体を維持するためにストイックなまでの日課が、
朝昼問わずに俺の目の前で繰り広げられている。


わざわざ俺の横で腹筋を鍛えるお前って…やっぱりドSだな。

一緒に鍛えようとチャンミンのカリキュラムに付き合った事はあるが、
どうも俺にはダンスや夜のお努め以外には、
ストイックを引き出すパワーは用意されていないらしく、
いつの間にか見物がほとんどになった。

良いんだ…俺は今の俺に満足している。



チャンミンがやっとそのカウントを終えた時、ほんのりと紅潮する頬が妙に色っぽくて、
俺は枕を抱いたまま陶酔の世界でまどろんでいた。



綺麗だ…

無理やり起こされた観は否めずとも、やはり朝から可愛いチャンミンを見るのは気分が良い。
朝だろうが夜だろうが、どんな時もお前さえいれば俺はいつだって元気になる。

元気に…なる。



『ダメですよ。
もう朝ごはん作るから、ユノはシャワーを浴びてちゃんと目を覚ましてください。』


チャンミンはそう言って、俺の視線をぶった斬った。
俺は少し唇を尖らせ抵抗してみるが、まぁそう焦る事はない…
お楽しみのチャンスは、また巡って来るさ。




チャンミンが部屋を出て行くのを見送りながら、
俺はドアの風圧で揺れるハンガーに掛けられたチャンミンのナイティーを眺めて、
また要らぬ事を思い出した。


先日収録された音楽番組で、私服についてONとOFFのギャップが凄いと言う事で、
うっかりとぼけた発言をしたあれだ。




『どんなパジャマを着てるの??』


一見エロ親父か!と言いたくなるようなMCの質問に、
俺の冷静がかき乱されとっさにチャンミンのナイティ姿が頭に浮かんでしまったのだ。




『僕のは、上と…下が…分かれてるやつ。
チャンミンのは……ハッ



この時ほどヤバいと思ったことはなかった。
俺は今、とんでもないことを口走った気がする!!

そう思った時、会場の空気が一瞬張りつめたのを感じた。

俺が日常だと思っている事は、世間で言う非日常の事も多々ある訳で…
俺達のパジャマ事情はその機能性もデザイン性も、180度の違いがあるのが特徴だ。

それを余すことなく伝えなければと言う変な使命感が、
今回のこの発言を生んでしまったのだと思う。

俺はドッと笑いが飛び出す中で、顔から火を噴く思いと闘いながら、
密かにチャンミンのナイティーを着ている自分の姿を想像し、震えた。


この部分のOAはカットされたが…レポは確実に世間に出回った。



そんな記憶を払拭するために、俺は日課の朝のシャワーでスタートを立て直した。



どんどん覚醒する俺の体と思考は、ここに来てやっと空腹を意識した。

チャンミンの作る朝ごはんは、とにかく彩が良い。
コーヒーが苦手な俺のために、最近はイチゴオレを作ってくれるのが嬉しいんだ。


俺はそんな食卓を想像しながら、熱いシャワーで気持ちを盛り上げた。



一連の日課を済ませリビングに入ると、
チャンミン用のコーヒーの香りが既に部屋中に充満していた。

これも朝の覚醒にはイイ刺激だ。

食卓に並んだ朝食も、想像通り緑、赤、黄色…と、俺の食欲を促す。


さぁ、頂こうか!!



『フンッ…フンッ…フンッ…』



あ、あれ??チャンミン!!





『腹筋、さっきやったよね!!!!』




『さっきはさっき、今は今です!!』


こいつ…どこまで俺にプレッシャーをかけるつもりだ!!


『いいから飯にしようよ~!!』


俺はイチゴオレを一口含み、ミルクの白髭をさらしてそう叫んだ。
せっかく一緒にいられるんだ…
ちゃんと向かい合って朝食をとろう。

しばらくはそれも叶わない時期がやって来るんだから…



仕事に向かう前の二人だけの朝が、こんなにも愛おしい事に気付かされるこの頃…
東京は桜の開花が話題で、どこか浮かれている。

俺達のサクラミチがいよいよ新しい旅立ちに向けて花開く日も、
もうそこまで来ているのを実感するが、どこか寂しい思いも拭えない。


チャンミンの小言と…住み慣れたこの部屋に…
俺はどうやって手を振るのか、日々模索している。



なんてね…ちょっと感傷的だったかな…




って、おい!!

今いいとこなんだから、キャンキャン騒ぐんじゃねーよ!!





『だからいつも言ってるじゃないですか!!
歯磨き粉をバスルームにおきっぱなしにするのはやめてくださいって!!
靴下いちいち脱ぐの面倒なんですってば!!』


『あ…わるい…』



あいつは相変わらず全力でキレてくる。
俺の感傷はもうしばらくお預けだな。


出来るだけ…ゆっくりと、その日を迎えたい。



END

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あぁ…日常の事が漏れ漏れな上に、何でしょう…このちょっぴり切ない感じ。

桜の時期とオーラスを迎える時期が重なって、余計にそんな気分になるんですよね。

でも、旅立ちは次の夢に繋がる大切な節目です。
そこに留まるのではなく、一緒に歩むつもりでいたいですよね。



それでは本日の蘭珠館、これにて閉館でございます。


またのお越しをお待ちいたしております。


お出口ご案内は…







『ユノ…そろそろOKですよ。』


嫁がここに来て夫にOKサインを出してしまいました!!
チャンスを待ちわびていた夫婦の日課が終わるまで、
新作の『イチゴパイ・アラモード』をご賞味ください。




貴重な画像はお借りしました。

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