唇で知る思い | TVXQ蘭珠館…その扉を開けたなら…

TVXQ蘭珠館…その扉を開けたなら…

さあ愛でなさい。
ホミン信者の思いをギュッと詰め込んだ館です。

いらっしゃいませ、TVXQ蘭珠館へようこそ。

 

昨年11月のせっかくの松島温泉旅行が、

例の津波警報騒動で終了したその汚点を払拭したくて、

いま無性に温泉でのんびりしたい衝動に駆られている蘭珠です。

 

楽しかった別件メンバーとの女旅。

まさか翌朝警報でたたき起こされるとは思わなかったので、

すっかりテンションが災害用にスイッチしちゃってて、

朝風呂も朝食のおかわりも出来ず、

帰路に予定していた買い物も取りやめる結果となった事が、相当心残りだったみたいです。

 

過ぎてしまえば、それも思い出なんですけどね。

要はまた温泉でダラ~~っとしたいと言うのが本音です(笑)

 

お財布には優しくない…ビギのいじめ並みにお金のかかる願望ウインク

叶うには相当の時間が必要なようです。

 

 

 

さぁそれでは本日はユノLetter64通目をお送りいたします。

微妙なユノロイドとの関係も気になるところですが、

ユノの全力な愛だけは駆け引きも何もないところがホッとしますよね。

 

 

 

 

蘭珠館、開館いたします。

 

 

★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。

 

 

午前2時を回った頃、

僕はあまりの息苦しさに飛び起きて気が付いた。

 

完全に塞がった鼻…口呼吸でカラカラになった口内は不快極まりなくて、

何より尋常じゃない喉の痛みが、否定のしようもない風邪の症状だと。

 

やっちまった…

 

これが芸能界の仕事なら、

管理不行き届きと責められながら休めないスケジュールをこなすところだが、

逆に義務警察においては集団行動の観点から、

ウイルス性の疾病に対しての規則が厳しく、医師の診断がないと任務に戻れない。

当然そこには暗黙の処分が待っていて、プライドに小さな傷を残すこともあり、

日頃から健康管理には手を抜けないのが現状だ。

 

何とか欠勤を免れる方法はないものか…

僕はそっとベッドを抜け出して、ゆず茶でこの場をしのごうと考えた。

 

暖房のないリビングは足元から立ち上った冷気が、

背中を蛇行しながら首元に抜けるほど寒い。

忍び足で身をすくめる僕は、

きっとソファーで休んでいるであろうユノロイドに気付かれないよう、

これでも十分緊張感をもって進んでいたつもりだった。

 

しかしアンドロイドのセンサーは、人間の常識では考えられないほど繊細で的確だ。

 

僕の歩みが数歩も行かないうちに、暗闇から彼の言葉が届いた。

 

 

 

 

『どうした??調子悪いか?』

 

 

ほら…だから気付かれたくなかったんだ。

 

ユノロイドの取説の一文に、こんなことが書いてあったのを思い出す。

 

 

『アンドロイドは共同生活をする者の体調を把握する機能を有していることから、

心拍数、血圧、体温、血色等の変化を感知した場合、何らかの対処を行う。』

 

 

つまり僕は何も語らずして既に、ユノロイドのセンサーで風邪を見破られたと言うことだ。

この様子じゃ軍医の診断を受けるにも、そもそも自宅から出してもらえる保証がない。

 

僕は下手な言い訳でこじらせるより、正直に申告して次の策を練る事とした。

 

 

 

 

 

『分かる??

喉がヒリヒリして辛いからゆず茶が欲しいんだけど…

ヒョン、作ってもらっていいですか?』

 

 

『OK!!

ベッドで待ってろよ、すぐに届けるから。』

 

 

『ここがいい…ソファーで休みたいんです。

病人扱いされると、逆に熱が上がりそうで嫌だから。』

 

 

『…分かった。』

 

 

ユノロイドは、寝室に戻るのを嫌がった僕のわがままを受け入れて、

クッションで固めた僕の居場所と、温かい毛布を準備してゆず茶をいれた。

 

先日味わったココアとは違って、

僕の炎症を起こした喉はゆず茶の甘さがダイレクトに届いて、

とてもおいしいとは言い難いものだった。

その一部始終を見届け様と、ユノロイドは僕の隣にへばりついている。

 

 

 

部屋の温度が心地よく暖まり、喉に沁みるゆず茶もだいぶ進んだ頃、

ユノロイドは思い出したように別室に消えて、何やらガサゴソと探し物を始めた。

 

あった!と言う叫びとともに現れたのは、チムジルパック。

韓国ではお馴染みのレンジで温める湯たんぽだ。

風邪気味の時にユノが使っていた物らしいが、

2人で過ごすようになってからは、湯たんぽに代わるぬくもりがいつもそばにあった事で、

その役目は必要性を失い、あえなく別室の片隅に葬られた代物だ。

 

 

『ありがとう、ヒョン。

これなら風邪も撃退できそうですよ。

任務を休むといろいろ面倒なことがあるので、助かります。』

 

 

僕は先手を打った。

体調が悪かろうと出勤するつもりだと言うことを、ユノロイドに念を押すつもりで。

 

 

『どうしても行くつもりなんだな。

どうせ俺が止めても、なんだかんだ言いくるめて家を出るつもりでいるんだろ?

それならそれで、俺の条件も呑んでもらわなきゃ。』

 

 

ユノロイドがそう言った。

 

 

妙な思わせ振りに僕が一瞬怪訝な顔をすると、

ユノロイドは笑ってスッと手紙を手渡した。

 

こんな時に??

 

しかしながら64通目のユノLetterは…僕に一番効く元気の薬だ。

時間帯は意味不明だが特効薬の処方は早いほど効きが良い。

 

僕は条件を語らずチムジルパックを温めに行くユノロイドを目で追いながら、

夜明け前のユノLetterを毛布で隠して開封した。

 

 

 

 

ユノにレース柄を選んだ理由を聞きたいところだが、

今はとりあえず天然の愛しさが込み上げて、

少し体温が上昇している自分を笑うことにしよう。

 

 

 

 

『参ったなぁ…参ったよ。

俺ってチャンミンの事を考えてるとき、口が半開きになるらしい。

お前気付いてたか?

 

シゥオンに言われて初めて自覚したよ、メッチャ恥ずかしい。

 

確かに思い当たる節はあるんだ。

お前の事が頭に浮かんだり、ベッドの振動を思い出したりすると、

こう…唇が乾いたり呼吸が乱れたりは当たり前だからな。

そういう時に自然に半開きになってるんだろうなぁって。

 

チャンミンが幸せを感じてるとき、耳が真っ赤になるあれと同じ原理だよ。

 

人間ってやっぱり感情の生き物だから、

いくら理性で表面を飾っても、本能には正直なんだなって思う。

一番素の自分が現れた時って恥ずかしいけど、

でもそれがお前に反応して生じる事なら、俺は堂々とこれからも半開きで行くよ(笑)

 

チャンミン、必ず再スタートが約束されている活動休止を、

今は少しでも楽しんで、たくさん学べ。

俺もお前に負けないほど韓国男子の務めを果たして、

心のでっかい、分厚い人間になって帰るから。

 

辛かった分、返ってくる幸せは大きいことを2人で実感しような。

 

好きで好きでたまらない僕の嫁さんへ…愛を込めて64通目を結びます。』

 

 

 

 

 

ユノ…僕は今風邪の鼻づまりで、呼吸が苦しいんです。

ユノの半開きの唇なんて僕だけじゃなくて、

周りのほとんどの人が知ってるっていうのに、笑わせないでくださいよ~

もっと苦しくなる。

 

でも僕はそんなユノの顔を見るのが凄く嬉しかったし、

愛されてることが生きる勇気にもなったんです。

だから僕もユノに負けないほど愛を与えようと素直になれた…

全てがユノの為に回っていると言ってもいいくらい。

 

 

 

僕はこの特効薬のお陰で、指先まで満たされた温かさに酔いしれ、

次第に睡魔にのまれていった。

 

その温かさは数時間続いていたのだと思う…

 

気が付いたとき隣には、チムジルパックごと僕を抱いているユノロイドがいた。

 

眠らずに僕の隣で物思いにふけるユノロイドの唇は半開きだった。

 

 

続く

 

 

─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚★。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。

 

 

おぅおぅおぅ!!!

 

ユノロイドの条件とは、まさにこうして隣にいることだったのです。

不具合の事などまるで考えてませんね~

 

チャンミンがギョッとして飛び起きた時には、

風邪が吹き飛んでいると良いのですが…

 

どれくらいチャンミンは黙って見ていたのでしょうか、気になります。

 

 

 

それでは本日の蘭珠館、これにて閉館いたします。

 

またのお越しをお待ちいたしております。

 

お出口ご案内は…

 

 

 

 

『どれどれ、何カップに成長した??』

 

『やめてくださいよ~

実践がないから小さくなっちゃったんですから~』

 

 

夫婦が公然○○で、怪しからん動きを見せております。

さらに進展があるか確認してまいりますので、

信者の皆さまには嫁のメンズブラ展示をご覧になってお待ちください。

 

 

 

 

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