初めての喧嘩 | TVXQ蘭珠館…その扉を開けたなら…

TVXQ蘭珠館…その扉を開けたなら…

さあ愛でなさい。
ホミン信者の思いをギュッと詰め込んだ館です。

いらっしゃいませ、TVXQ蘭珠館へようこそ。

 

今年の秋口に予定しているガーデンづくりに役立てようと、デザイン本を4冊用意したものの、

あれもこれも素敵でデザインが定まらない蘭珠です。

 

一方で…これ独りでやるの…?

と、早くも逃げ腰なんですよ(笑)

 

レンガとかただ置くだけじゃいずれガタガタになるって言うし、

時間かかってもちゃんと段階踏んだ方がいいんだろうね。

 

主人に『全てお任せを!』と言った手前、低予算で良い物を作らないとダメだなこりゃ。

 

 

 

さぁそれではユノLetterに参りましょう。

 

今日は89通目を開封いたします。

 

 

IMG_1013.JPG

 

 

蘭珠館、開館いたします。

 

 

おねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがい

 

 

実は…再始動の打ち合わせがあると言う名目で、

その実、夫婦の公式デートが実現した事を報告します。

 

会いたいと夫が言うのを、ただ黙って聞き流すわけにはいかないでしょ?

周りの協力をもらって、僕はSUMcafeで逢瀬をセッティングしました。

 

 

そして

この夜僕は…外泊した。

 

正確には朝方こっそりと自宅に戻ったのだが、

ユノロイドの姿を目にするのは気が引けて、ゲストルームで仮眠をとった。

瞼の裏側に焼き付いたユノの顔がチラつき、寝返りを打つこと10回。

そのうちスーッと眠りに堕ちたが、目覚めもまた早かった。

 

 

すでにシャワーを浴びて現れた僕を見て、ユノロイドは一瞬驚いた様子だったが、

ユノに会うと言って家を出たのだから、この経緯は理解してほしい。

夫婦がともに夜を過ごすんだ…何もないわけがない。

 

 

そんな空気を読まれたくなくて、僕はいつもより饒舌になっている。

再始動への意気込みから、今後コンスタンに入ってくる準備の話まで、

僕はユノロイドのジャンルを変えた質問が出ないように、細心の注意を払いながら報告した。

 

 

早朝から散々気を遣ったせいで、僕は喉がカラカラだ。

キッチンでペットボトルの水をあおり、朝食の声がかかるまで寝室にいると告げてその場を去ったが、

ユノロイドの表情はどこか冴えない…

 

ユノに嫉妬とか有り得ないから。

一方的にそう決めつけて寝室のドアを開けると、

すぐに目に飛び込んできたのが、ベッドの上に置かれた2通の手紙だった。

 

不自然はどうしても拭えない。

僕はその手紙を掴んで、言葉の足りないユノロイドに半ギレで叫んだ。

 

 

『どうして2通なの!?』

 

 

僕から質問させるユノロイドが、どうしても許せなかった。

振り向いた彼はすでに返事を用意していたのか、淡々と僕に説明する。

 

 

『今夜から2日間、急遽システムと打ち合わせが入ったんだ。

再始動後をどう動くか、いよいよビジネスの本幹に着手するから、少し時間がかかるらしい。』

 

 

『メンテナンス…じゃないんだよね?

初期化が実行される訳じゃないんだよね?』

 

 

ユノロイドには一切質問の隙を与えなかった僕が、

彼の触れて欲しくない部分に、ズカズカと踏み込む。

 

冴えない表情はユノへの嫉妬じゃなく、

ユノロイドの今後を左右する決断を迫られているのだとしたら、

僕がいくらユノを愛していると言っても、悠長に手紙を読んで喜んでいる訳にはいかない。

 

そんな思いが高じて、僕は完全に自己中であることを承知で彼を責めていた。

 

 

『こういう事は先に説明してよ!

僕が余計な詮索をしなくて済むように…一度で納得できるように、

先に説明するのが筋じゃないの?

思わせ振りな態度はアンドロイドらしくない。』

 

 

『思わせ振り?!』

 

 

明らかに彼の不満は語尾の強さに現れていた。

 

 

『まるで俺が、お前に相手にされなくて小細工でもしたような言い方だな。

説明が先だろうが手紙が先だろうが、

お前にとって重要なのは完全体の俺を引き渡す事だろ!

だいたい…思わせ振りをして、アンドロイドに何のメリットがある!?

筋違いを一番感じてるのは、お前の方じゃないのか?』

 

 

それは初めての喧嘩だった。

と言うよりは一方的に僕の感情的な敗北が露呈する、惨めな争いだった。

 

筋違い…

指摘されてなるほどと、妙に納得がいく。

 

ユノロイドのことは、これまでの辛い作業を見ているだけに、理屈抜きに心配だった。

しかしそれを口にしない僕には人間としての計算があった。

ユノに会えた喜びを噛みしめるのに、今は必要ない言葉だったから。

だから…あの状況が思わせ振りに見えて、僕の感情を逆なでしたのだろう…

それを含んで僕は『筋』などと、およそ矛盾な抗議で優位に立ちたかったのだ。

アンドロイドと言うワードを引っ張り出して…

 

 

戦意はとっくに失せているが、僕にはこの半ギレの態度を緩めるきっかけがない。

分かりやすく寝室のドアを乱暴に閉めて、

ユノロイドのフォローのチャンスも封印した。

 

 

ユノ…あんなに素敵な時間だったのに、僕のせいで台無しだよ。

慰めて、お願いだから。

 

 

僕はユノLetter89通目を開封した。

 

 

 

 

 

『チャンミン、89通目の愛を届けるよ。

 

俺達は他の人間から比べれば、

だいぶ世界に目を向けて大きく羽ばたいているような気になってるけど、

その存在は地球から見れば砂粒同然と言われるように、ほんと…小さなものだよな。

 

そんな俺達を見つけ出して、輝ける場を与えてくれたたくさんの人達は、

表舞台には立たないけれど、地となり盾となって俺達を守ってくれている。

それを決して忘れてはいけないと思うんだ。

 

事務所の皆も、スタッフも、ファンも、その小さな粒で集まって、

風にさらされて飛ばされないように、長い時をかけて踏み固めるように頑丈に、

世界に二つとない城を創り上げてくれる。

もう…感謝しかない。

 

この頃そんな事ばかり考えるようになったよ。

 

 

その働きに応えるためにも、再始動の勢いは今までの非じゃなく大きくありたいと思っている。

早く…立ちたいな、あのステージに!

チャンミンと今度は、愛し合う者同士として抱き合いたい!

何も隠すことなく…誰に遠慮するでもなく、自然体のままで抱き合いたい!

たぶん俺、泣いちゃう気がする~

 

小さな粒でも光は必ず誰かの胸に届く。

何を目指すかさえ見失わなかったら、城も、そこに生きる俺達も、決して崩れることはないんだ。

 

チャンミン…

いつも近くにあるものを、ちゃんと見つめて暮らそう。』

 

 

 

 

後から後から、ユノロイドを責めた自分に後悔が生まれる。

 

近くにあるもの…それは大事な生活の一部だ。

人間に近づけようと育てたユノロイドに、僕の感情の都合でアンドロイドでいることを強要するなんて、

僕はなんて愚かだったんだ。

 

ここからユノロイド不在の2日間が始まる。

 

僕が心から彼に詫びるチャンスは、今しかない。

 

 

『ヒョン…僕…』

 

 

続く

 

 

おねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがい

 

 

あらぁぁぁぁあああ~~~

 

 

喧嘩してる~~~~

 

 

ユノロイドもなかなか痛いところをついてきますね。

 

本当はチャンミンが幸せに酔っているからこそ、

そっと手紙をベッドに置いたと言う、彼の優しさなんでしょうけど…

 

人間の感情と言うものは、その時その時でクルクル変わるものなのです。

 

まぁ言い替えれば、思わせ振りなんて言葉が出るって事は、

チャンミンがユノロイドに愛されていると言う実感があると言う事ですね。

姫なので、仕方ありません。

 

 

それでは本日の蘭珠館、これにて閉館いたします。

 

またのお越しをお待ちいたしております。

 

お出口ご案内は…

 

 

IMG_1014.JPG

 

 

嫌だわぁ…そそくさとお出口探してしけこもうとしてますよ、この夫婦!!

 

信者置いてきぼりですか!!

近くのものをちゃんと見つめてください~~

 

 

 

 

貴重な画像はお借りしました。

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