Twitter(4月11日、私のツイート)
#ラヴソング
・西谷弘監督の拘りの演出
・脚本家・倉光泰子さんの緻密なストーリー
・佐野さくらの人物像。吃音・バイク・煙草
・神代広平のお腹チラリズムと眼鏡寝顔の破壊力
・天野空一の問答無用の若さと暴力(頭突き)
・500マイル=天性の歌声とギターの奏でる音色


ラヴソング④

私の感想。
ライブハウス「S」に貼ってあるポスター「追悼・春乃 忘れない君の歌を 20周忌記念セレモニーが印象に残りました。ラストシーンで、宍戸夏希(水野美紀さん)が、さくらの歌声を聞いて、亡くなった姉の宍戸春乃(新山詩織さん)に似ていると神代広平に告げるところが今後の展開のキーになってくるんだなと予想しました。

屋上の佐野さくらの後姿が、昔のバンドのボーカル・宍戸春乃の後姿に重なって見えるシーンが、実に神代広平の心の闇、44歳で未だ独身の理由を表しているのだなと感じました。

神代広平のお腹チラリズムとメガネ寝顔、この破壊力は、実に乙女心をくすぐるシーンだと思いました。

ラヴソング ましゃの寝顔

さくらが酒屋でビールを買って帰ろうとした時、ラジオから流れてくる声に振返り、ラジオを見つめる。ラジオパーソナリティは、荘口彰久アナウンサー。「リクエストに応えて、懐かしい曲ですね、500マイル」。この細かい布石が、ラストシーンに繋がる。この演出が、魂ラジ国民であった私にとっては、実に見事な拘りの演出だと唸りました。

500マイルの歌唱シーン。藤原さくらちゃんの「吃音」で太股を拳で叩く演技は、初めての女優業とは、思えないほど、視聴者の心に苦しみが届いたと思いました。しかも、福山雅治さん演じる神代広平が、アコースティックギターを弾き、元・プロミュージシャンであり音楽愛に溢れている事が伝わり実に感動した名場面でした。

原曲は1961年にアメリカのシンガーソングライターであるヘディウェスト(Hedy West)さんがリリースしたファーストアルバム『Hedy West』に収録されている『500miles』。この曲の訳詞を担当されたのは今は亡き、天才ロックスター・忌野清志郎さんです。

♪次の汽車が 駅に着いたらこの街を離れ
 遠く500マイルの 見知らぬ街へ
 僕は出て行く 500マイル


 ひとつ ふたつ みっつ よっつ
 思い出数えて 500マイル


 優しい人よ 愛しい友よ
 懐かしい家よ さようなら♪


ラヴソングのドラマを通じて『吃音=どもる』という症状で苦しんでいる方々の事が認知され、佐野さくらの音楽療法が進み、苦悩されている方々の希望の光となる事を願っております。ニコニコ
ラヴソング オフィシャルサイトより。
ラヴソング 番組メッセージ



人気ブログランキングへ