映画「SCOOP!」を思いきり語りあう夜
糸井さんが話の聞き役。質問して、大根監督が答える。後半は、二階堂ふみさんを交えてのトーク。3人は、ネタバレが無いように細心の注意を払いながら語られていました。2時間15分の長丁場の対談でしたが、大根監督から都城静と行川野火のモデルになった人の話などが聞けて、実に面白い内容の話でした。ニコニコ
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20:00~21:30 大根監督と糸井さんの対談
糸井さん「大根さんはどうして、原作のある映画ばかり作っているのですか?大根さんが伝えたいことはあったりするんですか?」
大根監督「あ、全然ないです。なんにもないです。原作は沢山ありますから。枯渇しませんからね。」

大根監督
「自分は、子供の頃から、自分には興味がない。」
「1980年代のテレビは面白かった。小学生高学年から中学生時代の頃。ブラウン管の向こうに行きたかった。糸井重里さんの『YOU』1983年1月2日NHK正月スペシャルは良かったですね。アントニオ猪木、ビートたけし、RCサクセション・忌野清志郎の組み合わせは面白かった。」
「糸井重里さんの『YOU』、糸井重里さんが憧れた永六輔さんの『夢であいましょう』は、よく見ていましたね。」

映画「SCOOP!」について
糸井さん「西部劇。都城静は公家風の名前。」
大根監督「ピカレスクロマンをずーっとやりたかった。萩原健一、松田優作のドラマは、何故、無くなったんだろう?」
「福山くんだったらパロディにならずに出来ると思った」
「都城静は、不思議なおじさん」
「最初のシーンは、福山くんの提案、もっとインパクトのあるシーンが欲しい。この役を前提に普段出来ない事、やりたい事をやったんじゃないかな。(笑)おっパブも福山くんの提案。」

糸井さん「福山さんの自己プロデュースは最高ですね。福山さんは声がいい。」

大根監督
「場所で、台詞は変わる。花火からカーチェイスの流れは撮っていて楽しかったですね。東京を撮るのがテーマでしたから。」
「野火ちゃんには、モデルがいる。漫画オタクで、講談社に入社してFRIDAYに配属された女の子。最初は嫌だったけれど仕事を覚えたら今の職場が好きになった子です。おじさん達には識別出来ないジャニーズのアイドルを全て識別出来る。」
「もう亡くなったんだけど8歳年上の放送作家。帝京高校卒業の面倒臭いおじさんが、静のモデル。エロいことばっかり言っていた。」
「リリーさんは役者として脱皮してきている。どこまで行くのかな。」
「糸井さんが、モテキの時もバクマンの時も作品を総括してくれている。」
「僕のメジャー映画の3作目が、SCOOP!。伊丹十三監督の3作目・マルサの女を意識していた。伊丹監督は好き。」

糸井さん「リリーさんは、オレは監督に言われたままやっているみたいな事を言うけれど、誰もそう思っていないよね。(笑)」
大根監督「リリーさんは好き勝手にやっている。(笑)」

21:30~ 二階堂ふみさん登場。3人での対談。
大根監督「キャストは、福山くんが最初に決まって、恵比寿のフリーマーケットで、ふみちゃんが決まった。」
「キャスティングは役者本人に直接告白する。」
「ふみちゃん、この人は放っといても大丈夫な人だから」
ふみちゃん「大根監督は女の子を可愛いく撮る人だから、私も可愛いく撮ってもらえるんじゃないかという淡い期待が・・・2年前、20歳になった時に決まりました。」
「静のように、自分の美学を貫き通すところは魅力ですね。」

糸井さん「福山さんを休ませたいと思ったね。」
大根監督「福山さんはワークホリック」

大根監督「糸井さんのキャッチコピー『ごめんね。馬鹿で悪かったな。』お客さん来い来いの言葉じゃなくて、見終わった後に理解できる言葉。」
「脚本は僕が書いたけれども演じる人の方が野火の心情は、わかるはず。」

22:15
糸井さん「長くなったので、ここで終了します。何度でも映画を観て頂ければ喜びますから」

大根監督・糸井さん・ふみちゃん



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