日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

第24回いたばし国際絵本翻訳大賞 結果発表!早速読みに行ってきました♪(2018.2.16)@いたばしボローニャ子ども絵本館

2018年02月17日 | イタリアの本・絵本・雑誌
第24回いたばし国際絵本翻訳大賞 結果発表!早速読みに行ってきました♪(2018.2.16)@いたばしボローニャ子ども絵本館


第24回いたばし国際絵本翻訳大賞 結果発表! 今年は英語部門798件 イタリア語部門244件の中から審査の結果 次の方々が入賞されました

入賞者は こちら

イタリア語部門
書名:「SOGNI D'ORO POMODORO

というわけで土曜の午前に早速チャリで駆けつけて(近所なの~♪)読みに行ってきました入賞作品!! となりでは子どもたちに絵本の読み聞かせをやっていました ← 昔私もドイツ語で1回やりました♡

タイトルのoro とpomodoroのoroと韻を踏んでいるのですが これは日本語に反映しずらいですね 
最優秀賞受賞の方の訳は実に参考になります 次にチャレンジされる方はぜひご一読ください 昔のものも出版されていますので...

字数がちょぅどイタリア語と同じくらいの分量で 日本語として実に読みやすく 訳した文章とは気づかないくらいなめらかなのです これは子どもに読み聞かせをする絵本としては必須条件ですね...

訳し方も トマトの匂いがくさい(puzza)とは訳さずに たいへん たいへん!とぼかしてあります 他の方は くちゃい くちゃい! 等と訳していましたが 参考になりました
トマトって青くさい匂いがするのですよね...

英語の絵本は移民をテーマにした長い本でした 中学生部門は移民は遠いテーマだったと講評にありました

私は3回くらいトライしたけど予選通過もできなかったなぁ... 日本語に置き換えるのってまた世界が違うんですよね 

2年前の同じ記事を読み返すと 『「翻訳」メインの生徒の方が「会話」メインの生徒よりも検定等で高得点を出せるのは 単語としっかり向き合っているからだ』そして 『原書のイメージにぴったりした訳語を選ぶのは難しく むしろぴったりくる訳語は辞書にはないものです』とありました 

ドイツ語ですが 翻訳専門の生徒さんが独検2級で満点を取られた方がいるのを知っています 会話だと通じればいいや~みたいなところがありますが 書く 訳すとなると辞書ひきひき大変ですからね! 単語との向き合い方が違うなと感じます

英語部門の講評には 誤訳を少なくする 読み聞かせを前提に声を出して読んでみる をよく見る 関心を持って訳す というポイントが書かれていました

絵本は絵がある分訳しやすいですね その人物のキャラクターが絵でわかるので文も違ってきますし... またイタリア語では細かいスペルで違う単語になるので誤訳につながります
llかlか等 最新の注意を払って訳しましょう

受賞された皆様 本当におめでとうございます! チャレンジされた方も本当にお疲れ様でした!!

講評はぜひご一読ください!!

* 写真は 今いたばしボローニャ子ども絵本館でやっている韓国語の絵本特集





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