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みんよう彩四季 素晴らしかった

2014-11-25 13:20:49 | 民謡のお話
この度の広島民謡もみじ会40周年記念の大きな舞台 みんよう彩四季 が11月24日(祝)広島アステールプラザにて盛大に開催された。 私は幸運にも赤田鶴子先生から秋田小原節の伴奏依頼が舞い込み・・ 会員でもないのに、この素晴らしいプロが多くまじる民謡舞台に参加させていただくこととなったのでした。 有料コンサートでの伴奏経験は今までに全くなくて・・ 正直、これまで襲ってきたことのない緊張感が僕を襲ってきた。

アステールプラザの6階にある大練習室へ招かれ、そこへ楽器を置いておいたり、お着物を置いておいたりしたのだが・・ なにしろ他の会の方が色々なお話や真剣に打ち合わせを行っていたので・・ 僕はそのお部屋で三味線の音を出すことが出来なかった・・ だけど本番まで慣らしをしないわけには絶対にいかなかった。  だから僕が考えたのは・・ 人に迷惑を及ぼさない場所を探して、とりあえず三味線を練習することだった。 楽器を持ち、まず野外に出た・・ アステールプラザからすぐの野外だと万が一、迷惑が及んではならないので・・ 徒歩5分ほど歩き川の向こう側まで移動・・

そこにベンチがあったので、そこで三味線を練習することにした。 音を出し始めると病院から散歩にきたご婦人が隣のベンチに腰掛けて・・ 「あのー ここで聴いていてもよろしいでしょうか」と笑顔で言ってくださったので 僕は 「はい 喜んで弾かせていただきますので 是非聴いてくださいね」と答えた。 隠岐しげさ節、新しげさ節、浄土ヶ浦小唄、秋田小原節と弾いて聞いていただいた  表情を見ると嬉しそうだった ご婦人は 「あー 良かったです ありがとうね~」と感想を述べて病院に向かって歩いて去っていった。

よしっ 練習は終わり・・ 大練習室に戻って着物に着替えないと  走りはしなかったのだが、急ぎ歩きで戻った・・ 室内に人は少なかったが・・ 着物に着替えることにした。 だけど急いで歩いてきたせいか汗が止まらない・・ 汗が引くのを待ち着物に着替え始めた  実はまだ赤田先生に会ってはいなかった・・ 今、思うと先生にあいさつをしておかなくてはならなかったのだが・・ 先生は出番が多いので、ご迷惑になるかもと考え、本番前にあいさつすれば良いと勝手に考えていたのであった。

こういう時って時間が経つの早いですねー  私の出番は70曲ある中の57番・・ 着物を着替える時にはすでに42番くらいに入っていた・・ 着替え終え楽器を持ち、ステージ裏へ  どこを見回しても皆、お師匠さんからちゃんと習った方ばかり・・ 僕のように個人で遊びでやってるのとは大違い!! 身だしなみもしっかりされているしバッチリと決まっていて品が漂う・・ みーんなより美しく見えた いや失礼!! 大変美しいです  やはり芸を身につけていらっしゃる方は品が漂っている 

私も目指さなければならないところである。 いよいよ番が近くなってきたところで・・ 向こう側から赤田先生がやってこられた  「島本さんー あなた心配してたのよー 見えないから来てないんじゃないかと思ってねー」 「あっ すみません先生」 「あなたがもし来てなかったらと思って成田先生にいちよのお願いをしてたのよ」 「それはすみませんです」 「いや いいのよー 来てくれたんだから よろしくね」 それから先生といよいよ本番の舞台を迎えることとなった。

実は、この本番よりも・・ 本番を待つ間の方が緊張が大きかった(驚)・・ 伴奏を待つのだが・・ 2階から振り注ぐ照明ライトが非常に強力で眩しかった・・ 私は、その強いライトや、目の前で全く知らない民謡唄に頭の中が少し混乱しそうになっていた・・ 心の声(アレ もしかして三味線の出だしを忘れているかもしれない) 本番が近くなればなるほど・・ いつも練習で弾いていた 秋田小原節の出だしに迷いが生じてきてしまったのであった。

がしかし、ここは冷静になるんだ(心の声) お前はいつも練習してきたじゃないか・・ 岡山のかをりんさんの時でも立派に弾けたじゃないか・・ だから赤田先生が指名してくれたんだろ 私は開き直った  後には引けない やるしかない  そして赤田先生との運命の秋田小原節が始まった  私の三味線ソロから始まる(短いのですが) そして太鼓が入り・・ 先生の唄が入ってきた ひとつの曲になった 

伴奏結果は、細かなミスはあったものの全体的には上手くまとめることが出来た  ここに赤田鶴子先生と秋田小原節を完成させた私にとっての民謡帳に新たな輝かしい1ページが刻み込まれたのである。 赤田先生、この度はとてつもなく大きな舞台での伴奏者としてのチャンスや、また多くの優れた民謡仲間の先生方とのご縁をいただきまして誠にお礼を申し上げます ありがとうございました  また元気な姿で再会できますこと心より願っております  失礼いたします 

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
みんよう彩四季 (ふうーさん⇒ゆうさんへ)
2014-11-25 15:06:48
全てにおいて自分には考えられない体験されましたね。凄いです。積極的に仲間を増やしこうした経験を重ねられることを希望しています。自分も23日演奏してきましたが、この道?年ですが、誰々を目標にするのではなく。常に自分が納得のいく演奏を心掛けています。が、聞いている人には分らないかも知れませんが、そうした演奏をしたことはありません。何時の日かそんな演奏をする自分がライバルです。唄も同様です。
Unknown (ゆうさん ⇒ ふうさんへ)
2014-11-25 15:43:20
ふうさんコメントありがとう
ございます♪ 僕ってね、ここ
で言うのもなんなんですが・・
ちょっと変わってるんですよ・・

民謡仲間ってね僕の場合・・
僕を気に入ってくださる方だけ
と交流してるのです(現在は)

だから本当は、そうでない人
とでもちゃんと頭を下げ広く浅く
お付き合いしてゆければいいので
すが・・ 

僕は嘘がつけないタチでね。
だから僕はふうさんが好きなんです
よ。 だからここだけでもコメント
のやり取りが出来ているのだと思う
のです。

だから多くの仲間は僕にはきっと
出来ないと思うのです。 むすろ
少なくても心から尊敬できる人と仲間
になりたい意識が強いのです。

お互いに好きであれば・・ これから
いつの日かきっと会える日が来ると
思うのです。 それまで元気で頑張り
ましょうね(願い^^)
共感 (ゆうさんへ)
2014-11-25 16:53:28
先日もフェースブックでこんなコメントを書いたことがあります「何事にもつい夢中になり、好奇心旺盛でこだわりを持ちます。」三味線、尺八を演奏すること、ゆうさんの天職も技術者と考えています。技術者はこだわりを持たなければ良い技術者とは言えないと自分は思っています。自分は、尺八は吹けないどね。全く話は変わりますが、先月、日本民謡協会の全国大会民踊の部で内閣総理大臣賞を獲得した際の唄(CD)は、自分と女房が唄ったものでした。プチ自慢です。但し、そのCDは保有していません。
おめでとうございます♪ (こころ)
2014-11-26 10:19:34
ゆうさん、大舞台お疲れ様でした。
一人で伴奏が出来る事、お三味線が苦手な私は尊敬します。
私も某全国大会でプロの先生方が唄う江差追分のソイがけを指名され、決勝に残った自分の唄よりも緊張してしまいました(:_;)
大きな舞台で指名して下さった姉弟子に感謝です。
決勝はというと…
ソイがけの緊張から抜けきれずに迎えてしまい何だかな???状態でした。
そして、素直に唄う事に限界を感じました。
来年以降の糧に致します。
ゆうさん、再会出来る迄お互いに頑張りましょ
素晴らしいですね (ゆうさん ⇒ こころさん)
2014-11-26 17:11:55
こころさん全国大会で決勝に残られたのですか?
素晴らしいですね♪ こころさんの唄の上達
は目を見張るものがありますね。 その源は
きっと民謡を愛し愛する心そのものであると
私は考えているのです。

民謡を志せば志すほど心も浄化されより
美しく輝きを放ってゆくのだと信じてい
るのでございます。 いつかまた再会で
きました時には、お互いに驚けるように
(願い^^)頑張りましょうね♪

この度は、おめでとうの言葉と嬉しい
コメントを誠にありがとうございました
しげさ東京コンクール諦めていませんよ
またお会いしましょうねー
和楽5周年やりたくなったー (ゆうさん ⇒ ふうさん)
2014-11-26 17:20:27
和楽の会発足、現在3年です。 ふうさんの
お話や心さんのお話・・ みーんな会員さん
方々・・ 素晴らしい成績で誇らしく思いま
す(嬉) 

僕はふーさんの唄を直接生で・・ 聞いて
みたいんですよ 和楽10周年の計画を
考えてたのですが・・ 間に合わないよ
ねー みんなの若さが保てる内といいま
すと2年先の5周年しかチャンスはない
かな^^・・

でもね、次の夢は太くなるんですよー
僕は大馬鹿野郎だから(隠岐会長認定)
もう一度、民謡コンサートやるとしたな
ら、今度は広島の大きなコンサート会場
を借り切って行ってみたいのです(夢)

そのためにも少しずつお金を貯めて準備
しておきたいので・・ ふーさん、なん
とか技術を保ち、味を増しておいてくだ
さいませね(お願い) その時には駄目
元で、隠岐の先生方にも応援を頼んでみ
ようと夢ばかり観ているのですよ。
Unknown (ゆうさんへ)
2014-11-26 18:21:58
いいねー!自分も夢というか、ポジティブに思うこと、考えることが大好きです。ゆうさんに生唄聞かせてがっかりした。なんてことがないよう、少しづつガタがきていますが、自分の目指すところは今も現役、生涯現役です。大好きなゴルフでもエージーシュート(年齢と同じスコア)を目指しています。なお、今年のベストは78なのでまだまだ先のことになります。
Unknown (ゆうさん ⇒ ふうさん)
2014-11-26 22:00:56
夢は大きければ大きいほど燃えるんですよ
せっかく人生は一度切り!! 誰に馬鹿に
されても(大金無くなるんでね^^)誰かが
大馬鹿野郎になる勇気を持たないと・・
何も成立なんてしないのですよ

実際に春のコンサート(50万かかりました)だけど、この価値はやった人間に
しかわからない・・ そしてそれは歴史
に刻まれ永遠に残り続けるのです。

ふうさんの今のお年で78だなんて・・
民謡よりゴルフに趣を置いているくらい
の素晴らしい成績ですね(驚) 私なん
か140(笑) だけどいいんです。

ゴルフは下手だけども、なんとか民謡で
少しづつでも自分の目指す音色に結びつ
けてゆこうと考えているのです。 僕が
もし、大きな舞台を組むことが将来でき
たならば・・

広島に来るのが気が引けるようなセット
は組みませんので、どうか日本中から
民謡魂に自信のある会員方、助っ人先生
そして隠岐の先生方、どうかご協力を
よろしくお願い致します。

ふーさん、今は少し元気のない私ですが
諦めませんからね。 必ず起き上がって
見せますから楽しみにしておいてくださ
いませ。

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