降ろして〜最後の決断〜 | 『透明』

『透明』

透明で在りたい。
どこまでも…
どこまでも…

透明で
ありたい。




降ろして…降ろして…
尚も降ろして…
尚も降ろして…







降ろした…






「あなたに従います…
もう自分の幸せは望みません…
この身をあなたに捧げます…」






2017年4月18日。
32歳の明け方4時だった。



主の御前に、
跪き、
ただただ泣いた。


ただただ泣き崩れた。




いつしか、
自分の利益や賞賛を求めるあまり、
気付けば、
神への愛を失っていた。



あの頃は、
賛美の曲に感動し、
賛美の歌詞に涙を流していたのに…


涙で歌えなくなる程に、
泣きながら賛美をしていたあの頃。





いつしか、
賛美への感動を失い、
賛美は賛美では無くなり、
いつしか、
「歌」になっていた。



それにも気付かずに…




今日まで歩いて来てしまった。



もはや、
主を讃える賛美では無く、
自分に満足する為の歌になっていた事に気付く…



神への愛を…
失ってしまった…




私は、
ただただ泣き崩れた。


ただただ泣いた。



幼子の様に…
呼吸が出来なくなる程に…
泣いた…




そしては私は告白する。


主に従いますと…




福音を伝える為に、
これから生きて行くと。





もう…
やるしかない。



もう、
行くしかない。