親の敷いたレール、という言葉がある。
ネガティブな意味で使われる場合が多い。
子供の意思だとか、考えがなく、人生を歩かされている感じがするからだ。

小説において、作者は主人公にとって親である。
だからといって勝手に主人公を動かすと「親の敷いたレール」を歩かせているような感じになる。
もっとひどくなると、大根役者がセリフを口にしているかのような小説になる。

そうならないためには、主人公の人格を尊重することだ。
尊重するためには人格がなくてはならない。
この人格がキャラクターになる。

ときに作者の意図とは違うことをしてしまうような主人公は、いきいきと自分の道を歩いている。
こんな主人公を造形したいものだ。






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