今月の岡村洋一のシネマストリート、タキマッキーは、『リンキングラブ』をご紹介しました。
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公開は来月ですが、ただただ楽しめて明るい気持ちになれる作品です。
若い人には勿論ですが、我々の年代にも懐かしいシーンがあって、笑えて感動出来ます。
是非!!
ところで、そのシネストの日にゲストでいらしていた青柳拓監督の『ひいくんの歩く町』と中村高寛監督『禅と骨』、中野ポレポレで、続けて鑑賞して来ました。
何だか、両作品とも涙腺をやられました。
『ひいくん、、、、』は、町の人達の温かさにしみじみしました。
こんな繋がりをいつまでもひいくんに続けて行ってもらえるように、こんな世界がいつまでも続くように願う、切ない気持ちで涙が出ました。
何も心配していないであろう無垢なひいくんが、いつまでもこうしていられますように。
『禅と骨』は、激動の時代に翻弄されながらも力強く生きたミトワさんの人生、そしてその強さ濃さに不本意ながらも巻き込まれて行く彼の家族の率直な姿に引き込まれました。
愛しているけれども許せない、その葛藤を拭い去れない、、、どんな家族にも多かれ少なかれあるのではないでしょうか。
ラスト辺りで流れる、昔の昭和の8ミリビデオが、私自身の思い出と重なり、涙が止まりませんでした。
私の父も、小さい頃よく8ミリを撮ってくれました。
あの昭和の海岸の風景は私の記憶と重なります。
その父も去年亡くなりました。
私は、父が、きっとあまり不幸な人生だとは思わずに、一生を全うしてくれたと感謝しています。
ミトワさんも自分勝手に見えて、子供達はいろいろ言いたいこともあるのでしょうが、勝手に好きなことをして死んでくれてありがたかったと思うときが来るのではないでしょうか。
親に「何てかわいそうな人生だったんだろう」と思うような死に方をされたら、辛いです。
多分、ミトワさんは、ひそかにそう感じていたのかもしれませんね。
いろいろ感じることのある作品です。
両作品とも、まだポレポレ東中野で上映中です。
お時間あれば、是非お勧め。
今日は一日、「骨まで愛して」が脳内リフレインでした!
(禅と骨、観ればわかるよ。笑)
息子のような?青柳監督と。
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