前回のゲントの街歩きの紹介につづき、今回は聖ハーブ大聖堂のご紹介です。
聖ハーブ大聖堂(シント・ハーブ大聖堂)はゲント観光のメインで、「ベルギーの七大秘宝」の一つといわれているファン・アイク兄弟(ファン・エイク兄弟)の祭壇画「神秘の仔羊」(神秘の子羊と礼拝者たち)やルーベンスの「聖バーフの修道院入門」があります。
この大聖堂は12世紀に建造がはじまり、16世紀に完成し、ロマネスク様式とゴシック様式の特徴があります。
ゲントで生まれた「カール5世」が洗礼を受けた教会としても名が知られています。
「神秘の子羊と礼拝者たち」(複製画が展示:原画は撮影不可)の中央パネルです。
緑に覆われた牧草地の中央に祭壇に捧げられた生贄の子羊が配され、前景には生命の泉たる噴水が描かれています。
左上の人々:男性殉教者 右上の人々:女性殉教者
左下の人々:異教徒とユダヤの預言者 右下の人々:十二使徒、ローマ教皇、聖人
この絵は初期フランドル絵画の最高傑作と言われ、15世紀に描かれたとは思えない細かい描写で、幾何学的遠近法を用いています。
フランドルにおいてこの作品が北方美術の大きな流れをつくったといわれています。
『ヘントの祭壇画』ともいわれる「神秘の子羊」はファン・エイク兄弟作といわれいますが、フーベルトが『ヘントの祭壇画』のデザインのほとんどを完成させますが、1426年に死去してしまいます。
未完だった『ヘントの祭壇画』の大部分を、1430年から1432年にかけて完成させたのがフーベルトの弟であるヤン・ファン・エイクです。
12枚のパネルが構成させていますが、原画は撮影不可で複製画では正面から見られず、一部のみの撮影となりました。
ルーベンス作「聖バーフの修道院入門」です。
この作品はゲントの司教アントワーヌ・トリーストから依頼されたもので、ルーベンスの円熟期に約1年の歳月を掛け、1612年に完成した傑作です。
以上、ベルギー旅行では「ヘントの祭壇画」と「聖バーフの修道院入門」は必見です。
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