2017年06月15日 13:06
私はHSP
拙文「短所と勝負しない」を読んだ友人から、あなたはHSPじゃないか、という連絡を受けました。HSP(Highly Sensitive Person)というのは、感受性が非常に鋭敏なタイプのことだそうです。先天的なもので、病気ではありません。1990年代にアメリカの心理学者エレイン・アーロン博士の提唱した概念とのこと。
調べてみますと、例えば、強い光や大きな音が苦手、すぐびっくりする、疲れやすい、人の気持ちが読める、よく感動する、束縛や命令されることが嫌い、などなどの特徴があるそうです。それ故に生きづらさを感じることも多いそうです。
診断のテストもやってみましたが、たぶん私は、強度でないとしても、HSPなんでしょう。そうだと分かっても、私は余り変わらないと思います。「短所と勝負しない」にも書きましたけど、既にそういう自分に合った生き方をしてきたからです。例えば、熾烈な競争や複雑な人間関係にどっぷりつかるようなことは避けてきました。
もっとも、「甘ったれのお気楽な人生だなあ」と多少の引け目がないわけではなかったのですが、HSPについての文章を読むと、自分の人生を肯定・追認してもらったような感じで、悪い気はしません。それにHSPにも優れた特性はあるようですし。
そして、この種の人は全体の15%〜20%もいるそうですから、もう普通のタイプの一つと言ってもいいですね。それを知ると、ちょっとほっとします。
ただ、HSPで自分のすべてが説明できる訳ではないと思っています。人間はとても複雑なものですから。
指摘してくれた友人には感謝したいと思います。そして今度は私がそれらしい人に知らせる番ですね。自分のことを知るのは大切ですから。特にこれからの進路を決める若い人の場合は。
ご興味のある方は、情報はけっこう多くありますので、ネット検索をどうぞ。HSPの「仲間たち」に、より心安らかな明日が待っていますように。