【第4回】フュージョンの駆動系をオーバーホールしてみよう!

秋空ども。

朝晩の冷え込みも激しくなってきましたね。

今日開店準備を終わらせて、ふと空を

見上げるとこれですよ。

うろこ雲って言うんですかね。

もう気が付きゃ9月中盤ですっかり

季節は秋。

通勤時間帯でも薄手のジャケットを着ていないと

ちょっとブルッと来ますもんね。

帰宅時間に至っては、薄手のジャケットじゃ

寒くて寒くて。

マフラー巻きたい位の寒さですよ。

で、今日は朝からお客様のガソリンタンクの

内部洗浄です。

腐食が酷くってね、キャブレターのオーバーホール

作業を実施したんですが、その過程でガソリン

タンク内部でドエライ腐食が進行している事が発覚。

そりゃキャブレターの中が

こんな状態だったんですから。。。

キャブレター内部の錆

粉っこな・・・・(-ω-)

これ全部ガソリンタンク内部の錆が

キャブレター内部に溜まった物ですね・・・。

これでわりと元気に走ってたって

いうんですから凄いですよねぇ~。

※ガソリンタンクの洗浄については、

後日記事にして詳細をご紹介します。

↓ この続きを読む ↓

でね、ガソリンタンクの洗浄には

ワコーズ製のピカタンZというケミカルを

ワコーズ製 ピカタンZ

使用するのですがね、この溶剤ってば

10倍位に希釈してから使用するんですね。

しかも、希釈して使用したピカタンZは

繰り返し使用出来るので実に経済的です。

で、洗浄後のピカタンZが10リットルぐらいに

増えているので、保管しておく容器を

準備せねばなりません。

って事で、今日は朝からATFが入っていた

ペール缶を洗浄しました。

予め洗浄油で油分を分解しておいてから、

中性洗剤をぶち込んで完全に脱脂洗浄です。

ペール缶を洗浄

惜しいなぁ・・・もうちょっと早くシャッターを

押せば、一番泡がモッコモコ吹き出ていた

写真が撮れたのにw

ペール缶内部の脱脂洗浄後は、

中に入れる物が水溶液なので特に

エアーブローも等も不要です。多少

水が残っていてもOKなのです。

そのまま希釈したピカタンZを放り込んで

ガソリンタンクの洗浄完了です。ええ。

ガソリンタンクの中身がどうなったかって?

タンク内部は美しくなりましたよ。もちろん。ええ。

詳細はまた後日紹介する記事をお楽しみに♪

では今日もいつもの開店時のTODAYの

グリップ表面温度と、明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

28.4℃

曇りのち晴れ

曇りのち時々晴れ!

~06時:30% ~12時:10%

~18時:0% ~24時:0%

明日の大阪の天気は、気圧の谷や湿った空気の影響で

昼前まで雲が広がり、中部や南部では雨の降るところがある

見込みですが、午後からは高気圧に覆われて晴れてくるでしょう。

午前中は雨が降る可能性があるので、念のため

雨具は準備しておく方が良いでしょう。

朝雨が降っていなければ大丈夫でしょう♪

では本日の本題です。

先日からご紹介している

フュージョンの駆動系をオーバーホールしてみよう!

ですが、今日は第4回目になります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】フュージョンの駆動系をオーバーホールしてみよう!

【第2回】フュージョンの駆動系をオーバーホールしてみよう!

【第3回】フュージョンの駆動系をオーバーホールしてみよう!

さて、前回までは確か・・・

組み戻し作業完了

クラッチキャリアの組み戻し作業が

完了したところまで終わった所まででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきます。

今日はドライブプーリーを組み立てていきましょう。

スライドピース、ウェイトローラーは今回新品に

交換しますので、予めメーカーから取り寄せておきました。

新品のウェイトローラー

ウェイトローラーをプーリーに組み入れる前に、

予めシリコングリスを薄く塗ってから

プーリーに入れて行きましょう。

純正のウェイトローラーは向きがありませんので

気にせずに組み入れましょう。

ウェイトローラーを組み入れた

ウェイトローラーを組み入れたら、ランププレートに

新品のスライドピースを取付け、

ドライブプーリーとスライドピースの接触部位と、

ランププレートとウェイトローラーの接触部位にも

シリコングリスを塗ってから組み付けましょう。

ランププレートを取り付ける

ランププレートを取り付けたら、カバーを取付けてっと。

カバーを取り付ける

カバーを取り付ける際、Oリング部分に

薄くシリコングリスを塗っておくとカバーが

付けやすくなります。ええ。

次はプーリーボスの準備です。

プーリーボスの内側と、クランクシャフトには

予めグリスを塗っておきましょう。

プーリーボスにグリスを塗る

グリスを塗ったプーリーボスをドライブプーリーに

セットしたら、プーリーの準備は完了です。

プーリーなどをエンジンに組み付けていく前に、

汚れているエンジンを歯ブラシや

パーツクリーナーやエアーブローを併用して

清掃しておきましょう。

エアーブローして清掃

汚れがひどいところはパーツクリーナーを吹き付けて

歯ブラシで落とすと良いのですが、

このエンジンはそんなに酷く汚れている場所も無く、

今回破断したVベルトの破片ぐらいだけでした。

キレイになったエンジン

エンジンもキレイになった所で、

ギヤオイルも交換しておきましょう。

ギヤオイルのドレンボルトはここですね。

ギヤオイルのドレン

この部分のボルトだけ、アルミのワッシャが

入っているのですぐに分かります。ええ。

下にオイル受けを用意してギヤオイルを抜き取りましょう。

オイルを受ける

ギヤオイルを抜き取ったら、右上のオイル注入口から

新しいギヤオイルを入れつつ、古いオイルが

綺麗なオイルになるまで入れ続けましょう。

規定量のオイルは、注入口から溢れ出る量が

規定量です。

※センタースタンドで立てた状態で

新しいオイルを入れる

ギヤオイルの交換は以上です。

新しいギヤオイルはエンジンオイルと同じ

指定オイル(10w-40)でOKです。

※排気量や機種によって異なります

ギヤオイルの交換が終わったら、次は

ドライブプーリーをクランクシャフトにセットします。

セットする際は、ランププレートが広がって

ウェイトローラーがズレるのを押えておきましょう。

ドライブプーリーを取り付ける

次にクラッチキャリアを組み付けていきましょう。

その前に予めメーカーから取り寄せておいた

新品のVベルトを袋から出しておきましょう。

新品のVベルト

クラッチに予めVベルトをある程度

落とし込んだ状態で

Vベルトを落とし込んでおく

エンジンに取り付けて、Vベルトをドライブプーリーに

ベルトを掛けて取り付けましょう。

Vベルトを取り付ける

Vベルトをプーリーに掛けたら、ドライブフェイスを

取り付けますが、その際しっかりとVベルトを

緩めていないと、ドライブフェイスの取付け部分の

スプラインを痛めてしまいますので。

クラッチにVベルトを落とし込んで

しっかりと緩めておいた状態で、ドライブフェイスを

しっかりと奥まで押し込んで、センターナットを手で締めれる

一杯まで入れておきましょう。

ドライブフェイスを取り付ける

ドライブフェイスを取り付けたら、

インパクトレンチを使用してセンターナットを

本締めしましょう。

センターナットを締め付ける

続いてクラッチアウターも取り付けて

同様にインパクトレンチで本締めします。

本締めする

たるんだVベルトを手で引いて回してあげ、

クラッチに落とし込んである状態から、

しっかりと外側に広がった状態にしたら

駆動系のオーバーホール作業は完了です♪

オーバーホール完了

さぁ今日は駆動系部品の組み付けが完了したので

この続きは定休日明けの水曜日更新の記事で

ご紹介しますね♪

じゃ今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

26.4℃

明日は特に予定も無いので・・・・

朝からモンハンかなww

また是非一緒に一狩りしようぜ!!

でも、来週の祝日定休日はお盆に行けなかった

お墓参りに行く予定です。

休み明けの水曜日は朝から免許証の更新にも

行ってきますので、午前中は作業が出来ない可能性が

ありますのでご理解の程宜しくお願いします。

ではまた水曜日も元気でお目に掛かりましょう☆

にほんブログ村 バイクブログ バイク 修理・整備へ

スポンサーリンク