長男とのおしゃべり

 

３月のミソカの日。

 

春休みをいいことに、家でゴロゴロとゲームしながらYouTubeを見てたコクトウ君を、

 

ミソカモウデに誘ってみました。

 

 

 

 

パパロウ

「家でずっとゴロゴロしてるだけでしょ？

 

ほら、一緒に神社行くぞ。」

 

 

コクトウ

「え～？なんで神社とか行かないといけないの。」

 

 

 

パパロウ

「春から小学５年生だよ？

 

高学年だよ？

 

わかる？

 

神社いかないとダメでしょ。」

 

 

 

コクトウ

「なにが？どういうこと？

 

なんで？」

 

 

 

 

とりあえず、父親の威厳を振りかざして、

 

車に乗せることに成功。

 

 

 

 

 

パパロウ

「人は神社に、何しに行くと思う？

 

はい、そこの少年！」

 

 

 

 

コクトウ

「知らないよぉ～。パーパーが誘ったんでしょ。

 

いつも健康をくれてありがとうございますって言いに行くんじゃないの？

 

いつもパーパーたちそんなこと言ってるさぁ。」

 

 

 

 

パパロウ

「なるほど。じゃあ、なんのために感謝するの？」

 

 

 

コクトウ

「言われたらうれしくて、もっと健康にしてくれるからじゃない。」

 

 

 

パパロウ

「ほぉ。

 

じゃあ、ありがとうと言いに来ないヤツは、

 

とりあえず突き指でもさせる、と？」

 

 

 

コクトウ

「神さまってくらいだから、そんなに意地悪ではないでしょ。」

 

 

 

パパロウ

「じゃあ、ありがとうと言った人も、

 

ありがとうと言いに来なかった人も、

 

同じなら、

 

みんな家でゴロゴロYouTube観ながらゲームしてるんじゃない？」

 

 

 

 

コクトウ

「じゃあ、感謝するのは神さまのためじゃないんじゃない？

 

なんのためにするの？」

 

 

 

で、ビーチ到着。

 

貝殻とか拾ってアーシングして、

 

この日は三天女さまへ手を合わせて。

 

 

 

 

パパロウ

「今日は三月のミソカだからさ、

 

今年度の感謝をしよう。

 

４年生の１年間で、

 

一番うれしかったことは何？」

 

 

 

コクトウ

「二郎くんと友達に成れたこと。」

 

 

 

パパロウ

「じゃあ、まずはそのことを感謝してみたら。」

 

 

 

コクトウ

「神さま、今年、大切な友達と出会わせてくれて、

 

ありがとうございます。ありがとうございます。

 

ありがとうございます。」

 

 

 

パパロウ

「どんな気持ち？」

 

 

 

 

コクトウ

「とっても、嬉しい気持ち。

 

あと、あぁそうだったよなー、

 

みたいな。忘れてたから。」

 

 

 

パパロウ

「じゃあ次、試しにお願い事をしてみてごらん。

 

どんな願いがある？」

 

 

 

コクトウ

「二郎くん大好きなんだけどさ、

 

たまに意地悪だわけ。対戦ゲームしてる時とか。

 

だから、二郎の性格が、優しくなりますように。

 

お願いします、お願いします、お願いします。」

 

 

 

 

パパロウ

「どう？

 

お願いしているときは、どんな気持ち？」

 

 

 

コクトウ

「なんか、嫌な気持だった。

 

二郎の意地悪な性格をずっと思い出して。」

 

 

 

 

 

パパロウ

「そう、お願いしている間って、

 

ずーっと、嫌なことを考え続けることになるんだよ人間は。

 

もっと足を長くしてください

=短い自分の足

 

を考え続ける。

 

 

宝くじに当ててください

=今の生活を貧乏だと考え（決めつけ）続けて

=自滅で勝手にチーン

 

 

じゃあ、その嫌な気分を吹っ飛ばすために、

 

こんどは今年２番目に嬉しかったことを感謝してみたら。」

 

 

 

 

コクトウ

「なんかあったっけ・・・。

 

あ、ゲーム機PS-Vitaを手に入れたこと！

 

ありがとうございます。ありがとうございます。

 

ありがとうございます。」

 

 

 

パパロウ

「どう？」

 

 

 

コクトウ

「やっぱ「ありがとう」って感謝している間、

 

とっても嬉しい気分になる。

 

なんか、分かったかも！

 

コツ？みたいなのが。

 

感謝ってさぁ、神さまのためにするんじゃなくて、

 

自分自身のためにやるんだはずよ～。」

 

 

 

パパロウ

「そう。感謝している時間、本人がウキウキしているってだけなの。

 

ただ、それだけ。

 

そしてその「ウキウキ」タイムをいっぱい集めましょう、と。

 

１日は、２４時間あります。

 

そのうち、何パーセントの時間を「ウキウキ！」気分で過ごすか、

 

何パーセントの時間を「ムカムカ！」気分で過ごすか。

 

「ウキウキ！」タイムが多い人ほど、良い１日だよね。

 

 

じゃ、ここでまたもやお願い事でもしてみる？

 

神社と言えば、恒例の。Theお願い事を。」

 

 

 

コクトウ

「えー、もうお願いは良いよ～。」

 

 

 

パパロウ

「でも、なんかあるでしょ？

 

「叶えたいこと」とかが。

 

やっとけって、お願い事！」

 

 

 

コクトウ

「じゃあ、無くなったゲームのカセットが出てきますように。

 

お願いします。お願いします。

 

お願いします・・・。」

 

 

 

パパロウ

「では張り切って、

 

現在のご心中をお聞かせください。」

 

 

 

コクトウ

「ゲームのカセットが「無い」ことに気が行って、

 

めちゃくちゃ悲しい気分。

 

お願いしても、出てこなかったらどうしよう、みたいな気持ちもあるし。」

 

 

 

 

パパロウ

「悲しい時、嫌な気分の時、

 

意識は「無い」に傾いている。

 

嬉しい時、最高な気分の時、

 

意識は「ある」を観ている。

 

 

感謝しているとき「ある」を観ている。

 

お願い事をしているとき「ない」を観ている。

 

それだけ。」

 

 

 

 

コクトウ

「じゃあさ、感謝する相手は神さまじゃなくても良いんじゃない？

 

例えば、パーパーに感謝しても良いんでしょ？」

 

 

 

パパロウ

「気持ちが、入らないと思うよ。

 

唱えてごらん。

 

「神さま、二郎くんと友達にしてくれてありがとう。」

 

に比べて、

 

「パパさま、二郎くんと友達にしてくれてありがとう。」

 

には、無理がない？」

 

 

 

コクトウ

「ほんとだ。

 

その一件には、パーパーはまったく関係ない気がする。

 

でも「神さま」なら、なんか全部にしっくりくる。

 

 

そうか。「神さま」ってのはどんなジャンルの「ありがとう」でも、

 

感謝が成り立つ存在なんだ！」

 

 

 

パパロウ

「そういう「存在」が、

 

日本全国、津々浦々に居てくれるありがたさ。

 

神さまってのは、ひげが生えたおじいちゃんの事でも無いし、

 

凄いパワーを持っている魔法使いの事でも、

 

「お願い」しに来た特定の誰かだけの願いを叶えてくれる妖精でもない。

 

 

「神さま」というのは、

 

どんな「ありがとう」でも無理なく成立させてくれる、

 

受け止めてくれる、

 

そんな「存在」のことなんだよ。」

 

 

 

 

 

 

あるうららかな春の、

 

こんな感じの、長男とのおしゃべり。

 

 

 

 

ミソカモウデは、この本の最後のページに↓

 

 

 

 

 

 

↓文章にしてみると、あまり伝わらなくなってしまいましたが、

 

うちのコクトウ君はあの日、確実に「仕組み」は看破してました。

 

「あ、ほんとだ！！！」と。

 

「神社は、願い事じゃなくて感謝しに来る場所じゃん！自分のために！」と。

 

 

願い事をさせてみると、誘導したわけでもないのですが、

 

本人から「なんか、足りない気分？みたいな感じになる」と。

 

感謝させてみると、

 

「とっても嬉しい気分！」

 

「あと、思い出した気分！」

 

と。

 

 

２～３まわしもすると、子供は心で敏感に波動を受け取るから、

 

「願い事」は、自分の悲しい気分に繋がってしまうこと、

 

「感謝している」時間は、自分自身が嬉しくなることが、

 

すぐに分かったようです。

 

 

お子様がいらっしゃる方は、食育？こころいく？に、ぜひどうぞ。

 

 

「願い事しているとき」にどんな気分？かを聞いてみて。

 

子供は、すぐに答えてくれます。

 

そして、感謝しているときに、どんな気分？なのかも。

 

 

それらから、感謝とは「自分のためにする行為」だという気づきまで。

 

 

教えながらも、教わることがいっぱいあると思います。

 

 

↓今日は、下の二つのボタンを押す祭、

 

「あの一件は、パーパーには関係ない気がする。　うっせぇ。」と言いながらポチ↓ポチ↓