誰しも幼い頃の記憶は大切なものでしょう。私もそうです。平凡な家庭環境だった時期と、家の近くを都電が走っていた時期が重なります。両親ふたり揃って暮らせた時期は九歳までで、小学校高学年は母が病気療養のため別居しており、ようやく家に戻ったかと思ったら急死してしまい、片親になった途端、アルバイトすら雇って貰えないようになりました。履歴書に片親だってことは書かなきゃなりませんからね。片親 → ひねくれ者 → 素行不良、というレッテル貼りがアタリマエのようにありましたから。
わりとシアワセだった九歳までの記憶は、都電とともにありました。
きょうは都電荒川線に乗って……
土日祝しか開いていない、都電おもいで広場へ行ってきました。
このナメクジっぽい電車は、小学校三年生だったか四年生だったか、そんな物心ついた時期まで走ってました。ただ、色はこんなだったかなぁ?
もちろん塗装は、下地から全部を塗り直しているわけでして、当時のままではありませんからね。もっと赤帯は派手派手しかったような気がします。
やっぱりナメクジなんだよなぁ、このシルエットは。
往時の姿は、この黄色い全体塗装に、派手派手な赤帯だったような気がします、私の思い出のなかではね。まあ、それが正しいかどうかは保証しかねます。美濃部都知事の時代はクリーム色に水色帯だったかな?
へぇぇ、平成10年まで活躍していたのですねぇ。
学園号の運転台です。装置を追加したのが歴然としています。これもまた歴史ってヤツですよね。
いつぞや見に行った世田谷線の保存車両などは風雨にさらされ、塗装も荒れたまま放置されていましたが、ここの車両にはきちんと人手がかかっていますね。
沿線には、たくさんのバラが咲いていました。
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ともあれ、ツタヤ図書館と江戸しぐさは滅ぼすべきです。
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