井の頭公園なら売店に東屋、食堂もいくつかあって、雨宿りするのに不便はありません。
自然文化園という入場料がかかる区画に入りました。小規模な動物園ですけれども、そのなかに、野口雨情の旧宅の一部が移築復元されています。
使用料がかかりますが、貸し切り利用もできる茶室になっています。
吉祥寺あたりは関東大震災のあと都心から移り住む人が多くいて、急速に市街化した地域でした。野口雨情も震災後に移住しています。
詩作では、童心を情感豊かにうたいあげた作品が多い人です。北原白秋、西條八十とともに、童謡界の三大詩人と呼ばれています。
雨情という筆名は「有情」をもじったものなのでしょうかねぇ。私生活でも感情は豊かすぎるほどだったようで、つとめていた新聞社で上司と衝突したり、妻と離縁したり、人間関係のトラブルが多かった人でした。
この家から数々の傑作が生まれたので、雨情の情感を掻き立てたであろう家でしたが、第二次大戦末期に空襲がひどくなると雨情は栃木県宇都宮市に疎開します。
その疎開先で雨情は病死してしまったので、この家に戻ることはありませんでした。
自然文化園は、いろいろな動物がいて、アカゲザルの猿山もありました。
動物は見ていて楽しくなりますね。
大事なおしらせ
大山巌墓所修復事業に対する御寄付は、交通文化連盟にて受け付けております。現時点では、いっさい例外はございません。それ以外の窓口への寄付のお願いがあった場合は寄付金詐欺ですので、応じないよう御注意ください。
なお、ひきつづき、休憩所建屋、石敷、立木の傾きなど、たいへん困難な修復を予定しており、みなさまの御寄付を募っております。御協力くださる方は、下記口座へ
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特定非営利活動法人交通文化連盟
ともあれ、ツタヤ図書館と江戸しぐさは滅ぼすべきです。
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