ファッション・アイランドってショッピングモールに、新しいお店があった。

源吉兆庵

これ、みなもと・きっちょうあん、って読むんやね。
知らんかった。
漢字で見たら「げんきち・ちょうあん」かな?ってな~んとなく思うやん。
って、素敵な和菓子に縁遠い貧乏人丸出し。

で、アメリカの素敵なモールにいきなり源吉兆庵があって、びっくりした。
遠目でもパリッとした店構えで、店内には誰もお客さんおらへん模様。
もちろんうち、家族引き連れて店内乱入さしてもらいました。

久しぶりやわ、ああいう「日本っ」て店…。
まじでじ~んって感動したで。

ピシっとキリッとした店内デザインは清潔かつエレガント。
ショーケースの下部には大小の石を使った風流な和装飾がしてあって、日本の雰囲気ムンムン。

そら日本に住んでるんやったら、ああいう感じのお店にはなんぼでも出会うし、むしろ見慣れてもうて「はいはい、和菓子のお店やね。わかったわかった」って言うてるとこやろ。
でも、ここはアメリカ。
中途半端なものからエセな「ジェパ~ン」「これ日本アル」「ここ日本ニダ」は数あれど、真剣に日本のお店をそっくりそのまんま移植したようなのはお目にかかれんから、拝みそうになったで。
最後に祖国の地を踏んだ(日本のデパートに行った)んは7年以上前やからなぁ。

息子はそんなお店やのに、飾り棚の上を「ぶーん」とか言いもってミニカー走らせとるやん。
「やめなさい、やめなさい、やめなさい。やめぃ言うとるやろ!
と、静かぁな店内にうちの声が。

しかも、何度も…。

お店におったんは、おそらくバリバリ日本人のおっちゃん。
それと、多分地元民で雇われた白人のお兄ちゃん。
このお兄ちゃんにはうちの日本語があんまりわからんとしても、こっちに背を向けてなんか作業してるおっちゃん(店長?)は

「こんな客しか来んのか…」

とか思ってへんかったかな。

安心しぃや、おっちゃん。
うちらがお店に入ったおかげで、異彩を放つ「ばりばりジャパン」なお店の敷居が一気に低くなって、地元民がどやどや入ってきたや~ん。

で、うちらは1個だけお買い上げしました。
“20%OFF”
って書かれたんを見逃さん、大阪おばはん。
「これ、なんで割引になってるん?」とお兄ちゃんに遠慮なく聞く。
お兄ちゃんは「これとこれ、賞味期限があと数日なんですわ」と教えてくれた。

よっしゃ!もろた!

っちゅーことで、賞味期限を3日残してるチョコ味カステラを買い、翌日一瞬で無くなりました。
おいしかったわ~(ちゃんと夫と半分こしたよ)。

日本の洗練された雰囲気を伝えるお店なんで、日本人として誇らしげな気持ちになった。のはええんやけど、ちょっと心配。
お店、ちゃんと採算とれるかなぁ?
アメリカ人には馴染みが薄い商品やし、決して安いもんちゃうし。
成金チャイとかが「これ知ってるアルよ。銀座でうまいやったアル」言うてどかっと買うんやろうか。
それとも日本人駐在員が「お歳暮に」言うて購入してくんやろうか。

お店は今後もちょくちょく覗いてみて、また賞味期限切れが近い割引商品があるかチェックしよ~っと。

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