アメリカの小学校は、色んなプロジェクトを自宅でさせるのが多いと聞いてびびっててん。
つまり、親がどんなけ手伝うか?を競うコンテストみたいになってたりするとかなんとか。
うちが子供の頃の夏休み明け、自由工作を持ってったら
いかにも親がやりました
あいつにこれができるわけあらへんやろ
みたいな作品がたま〜ぁにあったりして。
幸いなことに、息子の小学校ではあんまり親コンテストは無くって、時々2〜3週間の猶予で何かクリエイティブにしなさいみたいなんが出る程度。
先週末が期限やったんが「偉人と思う人についてレポートしなさい」って課題やった。
レポートだけやなく、子供サイズでその人物を描くっちゅー面倒臭いんもあった。
息子が選んだんは、ライト兄弟。
レポートをどんなけ立派にしたらええんかうちはわからんかったけど、ネットで「How to write a biography」と検索し、雛形を見つけ、それを息子に埋めさせた。
例えば
- 名前、生年月日、生誕地
- 家族構成
- どんなことで有名か
- どんなふうに成し遂げたのか
- 興味深い事実
- 自分がこの人物を選んでレポートする理由
みたいなの。
で、これに基づいて文章に起こさせ、変な文法とか変な書き方だけ「変や!やり直せ!」って修正を命じた。
イントロや締めくくりはうちもちょびっと示唆したけど、概ね息子の言葉でのレポートとなった。
だから「えらい簡単やな…」ってきらいはあるけど、まだ9歳にもなってへんからええやろう。
で、息子は基本お絵かき得意やねん。明らかにうちの遺伝。
せやから「自分で描け」と下書きを書かせたら、結構可愛い。
本番の大きな用紙に描かせたら…すごい手抜き。
(゚Д゚)≡゚д゚)、カァー ペッ!!
「ママが描いてぇぇぇぇ」と舐めたことぬかします糞ガキ。
実は先立って同級生のルーちゃんがすごい立派なんを仕上げて早々とクラスに持ち込んでたんよね。ツタンカーメンの。
細かいところまで書き込んで、色も一生懸命塗ってあって、おやまぁ〜!と感心したわ。
息子が「ルーはパパとママに手伝ってもらってる! 絶対に!」って言うやん。証拠も無く言いがかりつけてんちゃうで(゚Д゚#)ゴルァ!!
万が一そうやったとしても、それはルーの問題であって、息子とは関係あらへん。
「自分でこういうん描く練習せな、いつまでも上手になれへんやん」「ママが描いたら上手過ぎて、仕上がり恥ずかしいやん」
と諭して、変な手抜きラインは消しゴムで消して顔の輪郭を軽く描くんだけは手伝い、あとはなんとか息子に描かせた。
塗り絵の段階になったら、いちいち5分で「手が痛〜い」と逃げてる息子。
で、娘投入。
実はこの野猿、塗り絵が大好きやねん。しかも上手。
ライト兄弟のおにーちゃんのイラストの、パンツ部分だけを途中で兄から引き受けて、クレヨンで綺麗に仕上げたよ。
今日、教室に入ってみたらば、すでにこの宿題が飾られてあったわ。
息子のは、一番右のヒゲ親父(ライト兄ちゃん)。
服の色チョイスがなんとも…
脚が足りんで、靴を描いてへん
隣の女性宇宙飛行士に肘鉄くらってます
他のを眺めてみたら、
マイコ〜おるやん
右手袋や襟にはラメ付けてて素敵やん。
マイコ〜の右隣はアームストロングのはずが、しなびた宇宙人。
ずずずと左を見たら…
なんか一人だけ悪目立ちしてる男前が居てはるよ?
いやもう明らかに、byお絵かき得意な親か兄姉やん。
手錠かけられてるこの男前、誰なんやろう…? きちんとした服を着てはるけど。
結果としては、親の作品コンテストにはならんで、だいたい子供らが仕上げたって感じやね。
しばらく前には「サイエンス・シンポジウム」ってのもGATEだけで開催され、それぞれに与えられた課題で簡単な実験して、厚紙に写真や説明を載せて、来客(保護者や別の学年生徒)が自分のところに来たら説明するってのがあった。
息子のディスプレイはしょぼかった…っちゅーんも、締め切りを2週間も早く勘違いした阿呆やったんで。
いきなり「明日!」とか言い出したんで、うちら大慌て。
シンポジウムでやたら立派やったんが、隣のクラスにいる息子のライバルJR君。
いやね、奥様。あんた中学生?ってくらいに飛び抜けて立派、かつ、しおりのお土産配布。
だけやなく、課題がうちの息子と同じやったやん
すごい負けっぷりやったで。
でも、ティナのママとしゃべったら「“いかにも親がかり”ってのも、ねぇ…」っちゅーてたんで、意外とJRみたいなんは不評になるんかもしれん。
JRがすごく頑張っても、親が立派過ぎる仕上げしたらJRの頑張りがそれにかき消されてしまうわなぁ。
てことで、今後も息子自身にしっかりさせていこうと決めたおかんです。
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