夫が裏庭のアボカドを剪定した。

奴にはもう庭木をいじらんといてもらいたいねんけどね、アボカドが大きすぎて、うちには手が届かん。3mハシゴに登るん怖いし。

 

そうしたら、やっぱりやりおった。

ハチドリの巣を落としてしまいよった。前もしよったプンプン

 

でもこの巣はハチママちゃんに放棄されてたと思う。

 

ハチドリ師匠によると、Allen'sという種類のハチドリは何度も同じ巣に戻ってきては上に新たな巣材をかぶせて、再度営巣するとのこと。

 

1ヶ月程前、巣立って空っぽになってた巣のところにハチドリが来て、巣をつついてた。それからしばらくしたら、巣の形が変わってるねん。

補強されて淵が高く大きくなってるねん。

おぉ〜、またハチママちゃん戻ってくるちゅー

と密かにウキウキしたのもぬか喜びやった。

 

ハチママちゃん、営巣せず。

 

巣のある枝下から出てきた新しいアボカドの枝が重たくなり、既存の巣の角度が悪くなってしもたんよ。

お椀が傾いて男子トイレの金隠しみたいになったっちゅーたらわかります? もっと良い例出せって?

 

あれじゃあさすがに卵も雛も落ちるわ…てことやったし、中に雛がいる巣を夫が落としたわけやないので、夫を責めはせんかったです。はい。

 

が。

 

巣の中を見てびっくり…。

 

ミイラ化した雛ちゃんがおりましたガーン

多分ね、これ、嵐の時に孵化してた雛ちゃんやと思う。

『嵐に翻弄される』『よく見えない』

ハチママちゃんはずっと雛ちゃんの上に座ってたけど、餌を取らんことにはママちゃんの命が危ういやん。それで7分程留守にしてた。

戻ってきて、雛ちゃんに餌を与えるんをうちは見た。

でも、酷い悪天候に母子は勝てんかったんやろうなぁ。

数日後にはハチママちゃんは巣に戻ってこんようになった。雛ちゃんが事切れてしもたんやろう。

 

それから忘れた頃にハチママは戻ってきて営巣し、うちにストーカーされつつ育児して、雛ちゃんが無事1羽巣立った。

『レスキューした』

 

今回のミイラ雛ちゃんを発見して気づいたんは、ハチドリが亡骸の横に卵を産んで、新しい雛を育てていたっちゅー事実。

たくましいというか現実的というかびっくり

一から巣作りってのは、とても大変な作業やろうしねぇ。

 

そして巣の外や中に小さなお花の形をしたような木の芽みたいなのがいくつかあった。

それが雛ちゃんの亡骸の隣にもあるんを見ると、手向けの花に見えてしまいました…。

雛ちゃんはこの“花”のすぐ左。

 

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