さて、激しい戦闘があり、戦後には幾度か記念式典の開かれた森の中からブリュイエールの街に戻る。

途中に可愛いオブジェがあった。

キノコや蟻の大きなアート(?)も森にあちこちあった。

街のマスコットか???

蟻も可愛いから許す。

 

街の中心部はこんな感じ。空広し!

真ん中に広場とオブジェがあるんはフランスの街でよく見る光景。

今は平和な時代を象徴する旗の列。

占領してきたドイツの旗を仏米の間に並べるのは、和解を意味するんやろうな〜と思いつつ、こういう姿って他所ではあんまり見いひんのんちゃう?

夫の故郷周辺の街でも、時々何かのプレートにドイツの国旗が小さく書かれてるんをうちは見逃しませんよ。

多分占領に関することが表示されてるんかな?と。どっかの国と違って嫌がらせやタカリはしないのが、大人。

 

これは国を護って亡くなった兵士達を偲ぶ銅像。

そうやんね、こういう無名の英雄達を偲ぶ像こそが街中にふさわしいやんね…変な売春婦像やなく。

 

ブリュイエールは片田舎のしょぼい街やと勝手に思ってたら、実は夫の街より人口多くなかなかに立派なナリをしてた。典型的な↓フランス光景。パリとはちゃいます。

地方の小さな街やからとバカにはできないフランスのお洒落底力を示すレストランのパティオ。

ところでこれ↓は、hotel de villeとあるやん?

ホテルやなくて、市庁舎やで〜。

hotelってのは「役人が集合するビル」って意味があるびっくり

 

さらにもいっちょ、一般フランス人のセンスを示す一枚↓

半地下の小さいボロ窓がそのままやったら見苦しいから、こうやって飾ってる。

古臭さ・半壊加減が、逆に趣を醸し出してますやんデレデレ

 

教会がこの街では端っこにあったわ。

街を救ってくれたんは、結局神様やなくて軍隊やから教会冷遇?ってのはもちろん冗談やけど。

背後右に小高い山が見えるでしょ。ブリュイエールはローマみたいにいくつかの低い山に囲まれてる。

 

街の地図には駐車場表示。

真ん中には日系部隊でブリュイエールにおいて最初の戦死者となった方の名前があり、尊敬の対象として残されてることがわかる…けどさ、

TOMOSU HIRAHARA

って、フランス人には鬼門な名前。

トモスはまだしも、ヒラハラが。HもRも乾いた音になるから、

 ヒラハラの発音はイアアア

みたいな感じ?

平原君、乙…。

 

通りのアパルトマンの前に、こんなモザイクあり。

街の紋章やね。

そして義父によると、この建物の石↓

は、この地方独特のものやねんて。グラキャニかセドナみたい〜。

街中にもちゃんと友愛のオブジェがあります。

 

ちょっと愉快な出来事もあった。

街中にいた若い男女のグループ。そのうちの一人がね、日本語入りのTシャツ着てたやん。黒いノースリーブ。

 オリジナル

   絵

 デラックス

てな感じで、カタカナが。“絵”のところは何かのイラストです念のため。

2回目に遭遇した時、その若いおにーちゃんはみんなとカフェしてたんで、大阪のおばちゃんついつい話しかけたやん。

「スンマセン、それ日本語やで〜。オリジナル、デラックスって描かれてるで〜。おもろいな」

と。

おにーちゃん、仲間にくすくす笑いされてたよ。

せやね、大阪のおばちゃんは世界最強かも? 442部隊ですら撃退無理かもニヤニヤ

 

以上、ブリュイエール訪問記でした。

日本とアメリカとフランスが、こんな片田舎に強い足跡を残してんなぁ…としみじみしました。

というか、戦争の記憶をこうして街中に強く留めておくフランスの街に感心した。

訪ねることができて、本当に良かった。

たくさん運転してくれた義父には、何度も感謝を伝えたよ。

 

森の中にあった記念碑には、「国家への忠誠に人種は関係ない」とあった。

でも442部隊と同じ血を引く日本民族であることに誇りを強く持てる、と思えた旅です。

 

もいっちょ、オマケ編に続きます。

 

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