夫のクレジットカードに、いきなり購読雑誌の更新料が請求きてた。
あぁ〜、夫宛のTIME誌を始め、PeopleとかEntertainment WeeklyとかMoneyとか…あれもこれもそろそろ購読が切れる時期なんか。
元々はアメリカン航空のマイレージが全然使わんままに残ってたから、雑誌の購読に使ったらどない?て案内が来て、うちが適当にホイホイ申し込んだんよね。
どさどさっと届く届く…でもゆっくり全誌読むなんて無理。
でも中には「お、これおもろそうやん」とか「日本のこと書いてあるわ〜」とかでキープしたりして、結果積ん読になってる。
この積ん読が結構な高さになってさ、うちもうんざり…っておめーが捨てればええねん、てことで、読まずにリサイクル行きの雑誌も多数。
そんなわけで、今日もうち宛に届いたPeople誌(表紙はハリー王子と婚約者のミーガン)もまた読まずにリサイクルかな〜と思ってた。
そこへ雑誌購読更新の料金徴収やろ。
夫が「購読停止の場合はこちらへ」とある電話番号へかけた(やっと今日の本題やん)。
コールセンターの女性が住所確認して、名前確認して。
「あ、それは妻の名前です」と夫が言うてた。
コールの人も内心「はぁ?」やったやろうな〜
夫の名前自体が英語ではもろ女性名やん。だからコールの人は「奥さんの名前」と無意識に考えてたところ「妻」て言われたもんやから。
購読キャンセルの依頼はスムーズに終わりそうやった。
が、それは甘かった。
時々会話を中断して夫がうちに「何か継続したいんある?」て尋ねたけど、うちはいらん言うた。全部不要っす。
「2ドルで半年継続できますよ、どうですか?」
「いや、不要です」
「TIMEとPeopleとMoneyをキャンセルですね。VOGUEはどうなさいますか?」
「いや、全部キャンセルで」
「OKです」「Entertainment Weeklyも安くで一年継続可能ですけど?」
「ん、だから、ぜ〜んぶストップして」
「わかりました」「◯◯と■■と△△などはどうなさいます? まとめて継続しても安いですよ?」
もうこんな押し問答ばっかりよ
うちも夫の電話がなかなか終わらへんから、途中から漏れる声に聞き耳立てててん。
夫が途中でイライラっとして、女性がしゃべってるんを遮って
「ちょっと! あのですね、僕は全部キャンセルやっちゅーてるんです。理解してもらえます? 全部不要なんです」
とキレるんをこらえて言うてるやん。
コールの女性、夫の言うてる内容を聞いてへんのか?てくらいに、しつこくしつこく「あれは?」「これは?」「こっちは?」と勧めてくるねん。
あぁ〜、マニュアルがあるんやろうな。
言わないかんことがAからZまで並んでるんやろうな。
女性は「最後にひとつだけ! お宅じゃない別の場所に雑誌を送付することもできますよ、どうですか?」と言う(けどうちはほんまに最後か?と思った)。
夫はうちの顔をちらっと見るけど、うちは両手でペケの形を作って「もうええからはよ終わり〜」アピール。
最後は夫の方から
「キャンセル受付してくれて、ありがとう。Have a good day」
言うて畳み込み終了してるやん。
電話でHave a good dayが出たら通常はそこで受話器置ける。
せやのにまだコールの女性は何か説明してはった…それが何なんか一瞬でうちも忘れたくらいにどうでもええことやった。
夫が辛抱強く再度「Thank you. Have a good day」言うてスマホを耳から離し、通話終了のボタンを押しかけたとこで、女性が「Have a good day…」と言い出し、それが終わる前に電話を切ってしもた。
すまん〜。
わざとやないんよ〜。
コールセンターの人らも顔の見えへん相手にマニュアル指示どおりにせないかんから大変やとはわかる。
しかも立て板に水でしゃべるから、喉も疲れることやろう。
さらには顧客夫婦の名前が性別不明でわけわからんとくる。乙。
消費者の立場としては、「コールセンターにしつこすぎるセールをさせるな!」と会社に文句言うべき…やけどそんな気力も無くなったわ。
夫が通話時間を確認したら、ほぼ10分に及んでた
簡単なキャンセル依頼やのになぁ…。
夫いわく、アメリカ人の中にはプッシュに弱い人もおって面倒くさくなって「ほなそこまで言わはるんやったら購読継続しよか」てなるんちゃうか〜と。
あら、メリケンってばそんな甘っちょろいのね?
実際のとこ、夫は毎回うちに「継続しちゃう?」みたいに確認しとったからな。
うちがきっぱり「いらん」「不要」「終わり」「終了」て言い続けてへんかったら、心優しい(街中でも物乞いに付け込まれやすい)夫は「じゃあTIMEだけ継続しよかな…」て言うてた可能性高い。
てことで、大阪のおばちゃんは一般的アメリカ人より強いことが今日も証明されました
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