IさんがSOSという表情で来院。
緊張する仕事が続いた後、後頭部~眉間が痛くてどうしようもないという。
ひんぱんに頭痛を起こす方に多い、身体的特徴、
それは・・・・・
首が絞まっている。
何で絞められているかというと・・・・
それは、鎖骨です。
背中が丸くなり、首が前に出て、肋骨は下がり、
鎖骨がグーっと首を絞めているような姿勢になっている方が多いです。
相変わらずざっくり雑な絵ですが、こんなふうに。
試しに、鎖骨の上をちょっと押すと、
うぎゃーぁぁぁ!いてえ~~!
と、叫ばれる。
鎖骨の下には重要な血管が通っていますから、
そこが圧迫されていると当然、頭部に流通する血液の流れにも
影響が出ますよね。
胸郭出口症候群といって、手への血行不良、シビレなどを、
起こす可能性もあります。
ですから、首を絞めない、ラクな姿勢になるように、
施術によって、調整していきます。
ふたつの鎖骨は、本来は、Vのカタチにならず、
一直線になっていると、姿勢もキレイです。
そしてそれが、自然にできる状態が、
頭痛を起こさせない姿勢でもあります。
施術後は、「はぁ~、身体が軽い、ラクになりました」と、Iさん。
ボーリングの玉ほどもある頭が、前に垂れ下がり、
それを背中や首で支えていたら、それは重いです。
頭の位置が変わっただけでも、頭痛がやわらぎ、身体は軽くなるんです。