今回は私が通っていた小学校の不思議な話をひとつ。
それは、今考えても不思議、としか言いようのないものです。
私の通っていた小学校は、その当時でまだ出来て10年という新しい学校でした。
三階に、家庭科調理室があり、その隣に家庭科準備室という、包丁やまな板などが閉まってある先生が調理実習の授業前に準備する小部屋がありました。
「学校に誰もいなくなった夕方。準備室のドアノブをガチャガチャ回すと、ノックが返ってくる。」
という噂がありました。
ある時、運動場で遊んでいて、友達三人とその話になりやってみよう!ということになりました。
夕方6時くらいだったと思います。
職員用の出口から忍び込みました。
昼間はみんながいてザワザワしている学校が、シンと静まり返っていました。
三階に到着しました。
当然ですが、誰もいません。
準備室に向かい、準備室前にたどり着きました。
当然ですが、人っ子一人いません。
「いくよ。」
友人のひとりが少し乱暴にドアノブをガチャガチャ回しました。
……何も音など返ってきません。
「なんや、やっぱりなんもな…」
そう言いかけた時。
確かに内側から「コンコン!」と返ってきました。
三人ともがハッキリ聞いたので間違いなどではありません。
私たちはパニックになり、逃げましたが、あの時のこと、今考えても不思議です。
確かに、誰もいなかったのに。
どうしてノックが返ってきたのか。
その小学校は今もあります。
怖い話ってなぜか聞いてしまいますよね?
怖いんだけど興味津々なあなたに僕からプレゼントです。