先日、昼に工場の大食堂へ行くと、演奏会をしてまして。
舞台は、どこかから引っ張り出してきたのかしら。
奏者は、若い女性が三人。
構成は、バイオリン、クラリネット、キーボード。
それぞれ色違いの、脚をすっぽり隠す、長いスカートのドレスで登壇。
スピーカーは、会場に埋め込まれた物を流用。
音質は、ご愛嬌。
世間の方が聴く音楽を一切聴かないと言って善い私が、聞き覚えのあるポップスが流れる。
それが、酷く気の抜けた演奏でして。
きっと、クラシック以外、音楽じゃないと言った立場なのでしょうね。
スーパーで流れてるBGMと、どこが違うの。
( 何だか格好良いフュージョンが流れて、驚いた事もあったけれど )
演奏が小休止。
何を言ってるかは分かりませんが、挨拶と次の曲の紹介。
そして、演奏。
知らない曲だ。きっと、クラシックだ。
演奏が、さっきまでと全く違う。
これが演りたかったのと、喜びに満ちていて、鬼気迫るものがあった。
一曲終えると、またポップス。知ってる曲。
あ〜あ、と思ったが、あれ、さっきまでと違って、弾けちゃったのか、イイ! 演奏だ。
そうだよね、そうだよねと、演奏より現象に、感じ入ってしまった。
結局、以降、良い演奏が続きました。
ぎりぎり時間まで聴いてました。
( 大工場の休みは、部署によりズレを設けてますので。演奏会も、ざっくり昼に )
やはり、余韻と言いますか、いつまでも響く、濃度の高い、自己実現の時は、それが、どんなに青くても、必要な気がします。
それがあれば、後は結構、楽しい思い出で、人生を朗らかに過ごせるのではないでしょうか。
衝撃的な( 本当は乱暴な )恋愛から結婚したけど離婚したなんて話も、よく聞くけどさ。