まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

あさのあつこ「花を呑む」

2017-04-25 07:38:40 | 読書のすすめ
今日は暖かいのかな?
なんか体調が気温に振り回されている気がします。

さて あさのあつこの「花を呑む」を読みました。

花を呑む
あさのあつこ
光文社


あさのあつこの時代ものミステリー弥勒シリーズの第七巻。

海辺大工町の油問屋 東海屋五平の死にざまは尋常ではなかった。
五平の口には大輪の花牡丹が入っていた。

そして その傍らには 最近五平が捨てた愛人が 白い長じゅばんを着て立っていた。
「怨み・・・・晴らしてやった・・・」
きゃはははと女は笑い声が響く。

しかし その頃 当の愛人 お宮は佐賀町で 血まみれの死体となっていた。

死んだ女の怨念が 五平を殺したのか?



同心 小暮信次郎 岡っぴきの伊佐治 新進の商人 遠野屋清之助。
この三名が 次々に起きる変死と それにまとわりつく
もつれた糸をほぐしていく。

幽霊なんて信じない冷ややかな小暮信次郎と遠野屋清之助。
一方、嫁のおけいまで事件の渦中になってしまう伊佐治。

小暮信次郎は普段身の回りにいたら 距離をおいて付き合いたい人ですが
なんだか(主に遠野屋に対する)凄味がますます増しているような・・・・
ほとんど怖い人です。

弥勒シリーズも第7巻。
結末があるのだとしたら 信次郎が清之助を 
清之助が頑なに拒んでいる過去の自分に引き戻すんでしょうが
がんばれ清之助!

これを読むと 幽霊より生きている人間が怖いということに納得するわけですが・・・

是非 ご一読を!

いがぐりおは 信次郎みたいになりませんように!
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
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2 コメント

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Unknown (maki)
2017-04-25 20:01:15
こんばんは。
弥勒シリーズ、一気に読んでみたいと思いました。
直感で『私、引き寄せられそう』な雰囲気です。
明日、院内の売店の方に取り寄せを頼んでみます。
確かに!生きている人間が一番怖い気がします。
makiさんへ (まんじゅう)
2017-04-26 07:23:45
おはようございます。

嬉しいです。^^
是非、感想を聞かせていただけるとさらに嬉しいです。
生きている人間・・・いろいろな意味で怖いですよね。^^;

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