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2015年5月18日
約2週間ほど、間が空きましたが・・・ちょっと色々あって更新を休んでいました^^;
管理人も、、、まぁ、ちょっと個人的に色々ありまして、、、
今年はこんな調子での更新になってしまうかも知れませんが、お許しくださいm()m
さて、昨日、注目されていた橋元維新の大阪都構想が否決されましたね。
「大阪都構想」の賛否を問う住民投票は17日に投票が行われ、
開票の結果、「反対」が「賛成」を僅かに上回って多数となりました。これによって、大阪市の橋下市長が掲げ5年にわたり議論が行われてきた
「大阪都構想」は実現せず、今の大阪市がそのまま存続することになりました。
「大阪都構想」の賛否を問う住民投票の開票結果です。▽「反対」70万5585票
▽「賛成」69万4844票
管理人もかなり注目していましたが、反対多数で大阪都は実現しませんでした。
しかし、管理人は、否決で良かったのではないかと思っています。
なぜなら、一国の中で、都が二つもあるのは、常識的に考えればおかしいからです。
仮に、二つの都が出来ると、一体国は、どうなるでしょうか?
・・・管理人が思うに、その場合、
恐らく、両都はお互いが争う形で、国内二分の動きが加速することでしょう。
そういう意味で、、、管理人は、一国の中で二つの都となる事は反対でした。
(国内に首都機能の代替が必要という意見もありますが、
首都機能の代替地を決める場合は、国政の場で論議すべきことだと考えます)
そう思っていた事もあり、、、
今回の住民投票の結果は、無難な着地点に収まって良かったと思いますね^^;
ところで、この二つの都と言う事ですが、、、
実は、古代から二つの都を、両者比較している事例はたくさんあります。
(※大概、両とに住む者同士仲が悪く描写されているのですが・・・)
管理人が現在少しずつ読み進めている中国の古文書の『文選』にも、
こうした二つの都が出て来たりします。
『文選』は、平安-室町時代にかけて、『枕草子』では、「書は(白氏)文集・文選」
『徒然草』では、「文は文選のあはれなる巻々」などと書かれ、
貴族の教養として必読の対象の書物だった本です。
古代の天皇の諡号も、この文選から取られている事例が非常に多いです。
『文選』に書かれた、二つの都が描かれているのは、、、
「賦篇」の最初の方、、、『文選』の巻1から巻6あたりに出て来ます。
※賦は、抒情詩的要素が少なく、事物の名前を列挙することを特徴とする韻文の文体。
日本では賦の事を、古今和歌集で、かぞえうたと称されている。
全文は載っけられないので、目次だけ載せますが・・・
<文選・賦篇 甲~丙(巻一~巻六)>
下記の()内は、作者を示す
- 卷一:京都上:両都賦序(班孟堅)
- 卷一:京都上:西都賦(班孟堅)
- 卷一:京都上:東都賦(班孟堅)
- 卷二:京都上:西京賦(張平子)
- 卷三:京都中:東京賦(張平子)
- 卷四:京都中:南都賦(張平子)
- 卷四:京都中:三都賦序(左太沖)
- 卷四:京都中:蜀都賦(左太沖)
- 卷五:京都下:呉都賦(左太沖)
- 卷六:京都下:魏都賦(左太沖)
上記のような構成になっているのですが、、、
班孟堅の賦でも、張平子の賦でも、
西の都と東の都との比較で、言い争ってる様子が示されてます。
ここでは、古代中国の、、、
前漢の都である長安(西都・西京)と後漢の都である洛陽(東都・東京)
それぞれの都の比較が為されてます。
大概は、奢侈な西の都に対し、倹約の東の都として描かれています。
そして、どちらが良いか?という結論的には、
奢侈な西都よりも、倹約の東都の方が良いという事が説かれています。
いわば、西は物質文明であり、東は精神文明と言う事でしょうか。
こんな感じで、二つの都が比較されているのですが・・・
仮に、『大阪都』が実現して居たら、日本でも東京都と併せて両都が実現し、、、
それぞれの都が、対照的な都市になっていたかもしれません。
あと、少し面白かったのは、、、
この『文選』の時代から、既に「東京」という言葉が存在している事ですね。
明治政府は、何ゆえに東京と名付けたのか?というのが気になりますが・・・
もしかしたら、『文選』の記述をも考慮して、「東京」と名付けたのかも知れません。
ちなみに、この『文選』にこそ、先頃の「野馬台詩の謎」や「伊勢物語の謎」を解くヒントが眠っているのではないかと、管理人は考えています。
管理人も読むのに非常に時間が掛かっている『文選』ですが、、、
良かったら、読んでみて下さい^^;
PS.
ようやく、「野馬台詩の謎」における『文選』の役割が分かってきたような気がします。
そして、そこには、、、やはり、下記のサカズキが絡んできています。
▼菊に盃(サカズキ)
花札をする時に、大体どのゲームでも
9月の菊に盃の札(本来はタネ札)はカス札に加えてもいい
・・・という不思議なルールがありますが、それは何故なのでしょうか?
(なぜ、この札だけ特殊なのでしょうか?)
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※結局は、日本人がいつも神棚に祀る「お米・水・塩」の3つを確保することが、人間が生きる上で重要な訳です^^